幸せになったよ ページ23
上弦の壱との戦いで死んだ僕は、兄さんと別れてAを探しに行った。
少し歩くと、銀杏の中を抜け、藤が咲き乱れた道に出た。
そこで待っていたのは、煉獄さん、胡蝶さん、そしてAの両親。
「よく頑張ったな!時透!」
「さぁ、Aさんが待っていますよ」
Aの両親も笑う。
「Aを愛してくれてありがとう」
「あの子の笑顔が増えたのも、全てあなたのお陰だわ」
四人が道を開けた先、一際大きな藤の花の下にいる、僕の愛する人。
僕が近付くと、Aは振り向いて微笑んだ。
『早過ぎるわよ、馬鹿』
「でも僕、頑張ったよ」
『うん...無一郎、幸せだった?』
Aの問いに、僕は迷わず頷いた。
「幸せだったよ、凄く」
『そう...お疲れ様、無一郎』
Aは僕の背中に腕を回し、僕もAの背中に腕を回す。
「愛してるよ、A。もう絶対離さない」
『私も』
確かに幸せだったよ、でもね...今が一番幸せだよ。
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桜餅(プロフ) - 織葉さん» ありがとうこざいます!作るの遅くなって申し訳ありません... (2020年2月16日 11時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
織葉(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください。応援しています!! (2020年2月15日 22時) (レス) id: f370ea2008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イリア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.pnp/sakuramoti
作成日時:2020年2月15日 22時