彼女を照れさせたい我妻善逸の奮闘記【我妻善逸】

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「ゲホッ！ゲホゲホッ！A！？大丈...夫...？」


『...これ』



煙で涙目になりながらAを見ると、Aの髪と同じ色の猫耳と尻尾が生えていた。

猫耳はぴこぴこと動き、尻尾はふにゃふにゃと揺れている。



「かっ...可愛いぃぃぃぃぃぃぃ！！！！」



何これ可愛過ぎるんですけどぉ！？天使！？天使でしょ！！猫だけど！！←

さて、Aはどんな反応をするのか..。



『...み』


「み？」


『見て善逸！猫耳と尻尾が生えた！』



...うん？

Aは目を輝かせ、自分に生えた猫耳と尻尾を嬉しそうに触っている。

あ、これ照れてないわ。むしろ喜んでるわ。



『すごい...ふわふわぁ...！』


「ハグゥッ！！！！」←



こんな無邪気に喜ぶAが久しぶり過ぎて、俺の心臓がギュッと縮まった。

ときめき過ぎて痛い...けど嫌な気はしない。あ、マゾヒストじゃないからね。←



「あ、あの...A」


『なぁに？』


「頭撫でてもいい！？」



俺が無理を承知でお願いしてみると、Aは『いいよ』と言って俺の手を頭に乗せた。

自分で乗せるとかもう可愛すぎかっ！！


頭を撫でて、耳も触ってみる。

本当だ...すごいふわふわしてる。薬で作ったとはいえ本物でしょこれ。



『ねぇ善逸、もっと撫でたい？』


「え？うん。すごい触り心地いいし、出来ればもっと撫でていたいけど」



俺がそう言うと、Aは俺を見上げた。

俺の方が座高が高いから、至近距離になるとAは必然的に上目遣いになる。

それに再度心臓をバクバクさせながらAの次の言葉を待った。



『..じゃあ、私のお願い聞いてくれる？』


「運いいよ！？何でも聞くよ！？」



すると、Aはにっこりと笑った。



『よかった。じゃあ...たっぷり説教させてもらおうかなぁ』


「...え？」


『私は猫が好きだし、こんな風になれたのも正直嫌ではないよ？

　でもね、無断で私のお茶に薬なんて入れて...覚悟は出来てるでしょう？』



あ、終わった。しかも薬入れたこともバレてる。

その後五時間程笑顔の説教を受けた俺は、

凄まじい足の痺れに苦しみながら任務に行く羽目になった。←



十回目、失敗。


俺は飼う側よりAに飼われる側の方がいいのかもしれない。←



鬼滅の刃のゲームのPV上がってましたね！

スマホ版が映画と同じく今年配信予定なので、もうwktkが止まりません。←

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