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MISSION:3 ページ4

カレシー・エルパスは普段、アーニャとダミアンの周りを点々としている。
ダミアニャのこととなると途端に変態になるが、それ以外はただの良い奴なのでアーニャにもダミアンにも好かれていた。


「カレシー、アーニャにべんきょうおしえろ」


「唐突だね。親御さんから何か言われたの?」


「アーニャ、皇帝の学徒(いんぺらるすっからん)にならなきゃいけない」


「すっからん……? とりあえず勉強を教えればいいんだよね」


「うぃ」


「今日のお昼休みは空いてる? 早速教えるよ」




☆☆☆




「カレシー、俺に勉強教えてくれよ」


「? ダミアンくん、国語以外はどれもテストで高得点取っていなかったけ」


「国語以外言うな(事実だけど)。皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)に少しでも早くなりたいからな。お前みたいに全教科満点くらいとれるようになりたいんだよ」


ダミアンは少しだけ見るとただのクソガキだが、しっかり付き合っていくと彼の歳相応以上の男らしさや努力家な面も見えてくる。スパイとして豊富な知識が必要であったカレシーは、学校のテストで満点を取ることなど当たり前だと思っているが、やはり人の頑張ろうとする姿を見るのは心がいい気分になる。
素直に(・・・)応援したいと思った。



「努力家なダミアンくん、最高にかっこいいね……!!」


「うっ、うっせ!! そういうのいちいち言わなくていいんだよっ!」


「あはは、ごめんごめん。早速今日のお昼休みにでも教えるよ」



この時から、カレシーの計画は始まっていたのであった。

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だっふぃー - 好きです!ダミアニャは可愛いですよね〜 応援してます! (2023年1月15日 19時) (レス) @page4 id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
六花。 - ダミアニャが好きな男の子視点とか好きすぎます…!更新、応援してます!! (2022年5月29日 0時) (レス) @page1 id: 93623288f0 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - わわこの作品ほんっとに大好きです!!!更新頑張ってください!!! (2021年5月27日 19時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杜廼優衣 | 作成日時:2021年3月11日 21時

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