180話 ゴーラ・モスカ ページ8
クローム達をミサイルから守ったオレンジの炎の主は、並中の制服に身を包んだツナだった。
「10代目！」
「ツナ！」
私を含む守護者達に、一時の安堵の表情が浮かぶ。
ツナは落とされるミサイルを飛んでかわし、モスカに突っ込んで行っては、機体の腕を切断した。
「おいデクの棒、お前の相手は俺だ」
モスカに向けて言い、同時に取った腕を燃やす。
その動きに、モスカはツナにターゲットを絞ったようだ。
ツナに向けて撃たれるレーザーや複数のミサイル。
それら全てをかわし、燃やし、ついには機体に強烈な一撃を叩き込んだ。
「つ……強い！」
「ああ！」
「さすが10代目！」
守護者達の歓喜の声。
しかし私は一つ気になっていたことがあった。
このXANXUSさんの回りくどいやり方は何なんだろう？
なんで最初から皆殺しにしないんだろう。彼ならやりかねないのに。
私の疑問はリボーンさんも感じていたようで、バジル君に向けて話していたのが聞こえた。
ちょうどツナもそれを聞こうとし、口を開いた直後
まだ完全に壊れていなかったモスカがツナに突撃してきたのだった。
その不意打ちにも容易に対応したツナは、ダメ押しにと機体を真っ二つにする。
これでとどめだね、そう喜んだ私たちだが、次の瞬間、驚愕に目を見開いた。
モスカの中から、人が現れたのである。
「なんで……」
「どういうことだ……？」
その事実ですら理解が追いつかないのに、嫌なことというのは重なるもので。
なんと、中に入っていたその人は、ボンゴレ9代目だったのだ。
「そんな、なぜここに……！？」
バジル君の呟きより速く、リボーンが倒れた9代目に駆け寄る。
死ぬ気モードが解けたツナは、身体を震わせながら9代目の側で膝をついた。
「ど、どうなってんだ……？ え、なんで……モスカ、から！？」
その問に答えるかのように、リボーンさんが言った。
9代目はモスカの動力源にされていたらしい、と。
「動力源！？」
「そんな！」
青ざめた顔の守護者達の声と、
「ど、どーして！？」
そんな守護者達よりも顔を青くしたツナが叫ぶように言うと
「どーしてじゃ、ねーだろ！！」
「！？」
XANXUSの低く、よく通る声がフィールドに響く。
「てめーが9代目を、手にかけたんだ」
鋭く恐ろしい視線をツナに向けて、XANXUSはそう言った。
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あゆちぇる(プロフ) - また作者様が続きを書いてくださることを待ってます。あまりREBORNの作品がない中長編でかいてくださってる作者様も作品も大好きなので、落ち着いた頃合での更新をしてくれたらと思います...。 (2021年1月29日 15時) (
レス) id: c3990d55b5 (このIDを非表示/違反報告)
おりひめ - たくさんかいてくださいできればあるこばれーのへんもかいてください (2018年10月15日 20時) (レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
みさ - この作品は凄く面白いです。早く続きが読みたいです。頑張って書いて下さい！ (2018年10月1日 20時) (レス) id: 90cf40426d (このIDを非表示/違反報告)
柚子 - こっそりとですが連載していたときから呼んでいました。ずっと待ってました、連載再開応援してます！！！ (2018年8月13日 22時) (レス) id: 4a68e59783 (このIDを非表示/違反報告)
まい - この作品大好きです！応援してます (2018年8月13日 21時) (レス) id: eb3c35fe58 (このIDを非表示/違反報告)
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