第二十三話 ページ25
今日は文化祭当日。
何度も準備をサボってしまったから当日だけ行くのも申し訳なかったけど、虎雪たちから今日はちゃんと来てね、というメールが入っていたので結局行くことになった。
虎「Aはこれから休憩？」
貴「うん。午前中はほとんど休憩。私は午後から真昼の手伝いに呼ばれてる。」
龍「俺らは客寄せに出るけど一緒に行くか？」
貴「いや、色々見て回りたいし・・・２人は客寄せがんば。」
廊下は生徒と来校者でごった返していた。
貴「人多すぎ・・・」
あんまり人ごみは好きじゃないんだけど・・・と思った矢先、見覚えのある緑髪の外ハネが目に入った。
あ、ほんとにきた。
先日、戦ったばっかだから顔合わせるのはちょっと気まずいけど・・・
貴「やっほー嘘つきくん。」
桜「！？」
桜哉は驚いて後ろから声をかけた私を凝視する。
桜「A！？え、は、何で！？」
貴「そう何度も何度も吸血鬼に記憶を操作される私じゃないよ。」
と言っても、ただＣ３でいうところの“魔法”で記憶を一時的に保持しただけだけど。
桜「マジかよ・・・」
貴「おーまじまじ。えっとそれで、あんたは今どこに向かってるのかな？」
桜「どこって・・・別にどこでも・・・」
私は逃げ出そうとする桜哉の両肩を掴んでクルッと向きを変えさせた。
桜「え・・・え！？」
貴「うちのクラスはそっちじゃないでしょ？？」
桜「え・・いや・・・でも・・」
貴「あ？」
桜「何でもありません！」
桜哉ってにらみを利かせれば一発で黙るんだよなあ。
そのまま背中をずんずん押して教室の近くまで連れていくと前の方からクロくんが飛んできた。
そしてそのまま桜哉は真昼に追いかけられ、走っていった。
桜哉は学校に来た。
私は来ないと思っていたけど、真昼は信じていた。
絶対に桜哉は来るって。
結果、来た。
見つけたら真昼にメールを送り、真昼のところまで連れて行った。
あとはきっと真昼が何とかするはず。
人とかかわるのは嫌い。
だけど、友達の為ならかかわるのもしょうがない。
吸血鬼と話し合えば分かり合えるとは思ってないけど、真昼はちょっと変わったやつだからきっと何とかしてくれる。
この吸血鬼の騒動も真昼がどうにかやってくれるのかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八咫烏(プロフ) - 伍目神さん、お久しぶりです！いえいえ、お気になさらないでください！お待ちしております。描いていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます！！ (2018年3月24日 18時) (
レス) id: e86ee1ed72 (このIDを非表示/違反報告)
伍目神(プロフ) - お久しぶりです。最近やっと暇ができてイラストを描いたんですが申請したら何処かにいって見つからないので大変すみませんがもう少しお待ちくださいorz (2018年3月24日 14時) (レス) id: de0f021735 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 伍目神さん、はじめまして！ありがとうございます！！とても嬉しいです。ぜひ、描いていただきたいです。夢主の容姿について不明な点があったら、どうぞ聞いてください。よろしくお願いいたします！ (2018年2月1日 16時) (レス) id: e86ee1ed72 (このIDを非表示/違反報告)
伍目神(プロフ) - こんにちわ、はじめまして。今回この作品を見てこのキャラクターを是非描きたいと思いました。突然で申し訳ないんですが、夢主のイラストを書いてもよろしいでしょうか？お返事待ってます。 (2018年1月29日 22時) (レス) id: de0f021735 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：八咫烏 | 作成日時：2017年12月24日 21時
