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最初に出会った時のように、
いや、今度は逆なのだが。
彼女を見つけた。
人混みの中、輝いて見えた。
一生懸命走って追いかける。
絞り出した声に反応して振り返った彼女は僕を視界に捉えて、
近づいてきた。
「つ、司君…?」
「そう…だよ…。久しぶり。会いたかった」
彼女を見ると、既に涙目で…
かくいう僕も泣きそうだ。
「カフェ、行こっか」
「うん…!」
周囲の目は幸いそこまで向いてなくて、
あの日のように、僕らはカフェに向かった。
「ど、どうしてここに?」
「ちょっと、仕事でね」
出身が東京でない僕らがここで会うことは予想していなかった。
よかった。今日が収録日で。
「元気にしてた?」
「うん…。」
「あの時はごめんね。ずっと謝りたかったんだ」
「うん…」
綺麗な瞳からポロポロと涙が溢れて行く。
もう、何年も経ったのに僕は未だ彼女に"恋"をしている。
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ラッキー歌い手
いかさん
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sakuramochi(haru)(プロフ) - 初夏の蝉時雨さん» わかりますよー!うらたさんですよね。良いですよね〜青春w (2017年7月23日 11時) (レス) id: a7985c3076 (このIDを非表示/違反報告)
初夏の蝉時雨 - 青春だねっ…!!(?)(このネタ分かりますかね…?) (2017年7月23日 5時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sakuramoti | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2017年6月2日 22時