158話 お楽しみ ページ33
山本が、そうして雲雀さんを止めたと思いきや、
邪魔されたことにより、雲雀さんの機嫌はさらに悪くなってしまう。
こうなると、もう誰も手をつけられない。
焦るツナ達の前に、リボーンさんが出てきた。
「ちゃおっス、ヒバリ！」
陽気な挨拶にも、冷たく返す彼。
そんな反応もお構いなしにリボーンさんは言う。
「ここで暴れちまってもいいが、でっけえお楽しみがなくなるぞ」
動きを止めた雲雀さん。
その内容は、ここで戦わず争奪戦で戦えば、また骸と戦える、とのこと。
「ふぅん、本当かな」
言いつつ、武器をしまう彼。
そうして、背を向けて歩きだした。
それだけ、あの人、骸と戦いたいんだなと私は苦笑した。
すると、不意に彼が歩みを止めて振り返る。
そして、私をしっかり見据え
「あとで覚えときなよ」
その低い声に、全身の鳥肌がたった。
怖い、怖いよ、怖すぎるよ！
今までで一番、ヴァリアーにいたいなと思った瞬間だった。
その後何やらスクアーロさんが喋っていたが、私には全く聞こえなかった。
「行くぞぉ！」
突然言われて、慌てて我に返る。
「じゃあね、みんな。また明日！」
私が言うと、山本が寄ってきた。
「明日、俺がぜってー助けるからな」
力強く言われて、私は微笑んだ。
「うん、ありがとう」
ま、その前に明日出れるか分かんないけどね、と笑って、私もみんなの後を追った。
「ちょ、待って下さいよー！」
「君が遅いんだよ」
走ってきた私が、ようやくみんなに追い付くと、
「やぁやぁヴァリアーの諸君♪」
どこからともなく声が聞こえた。
サラッと、突如前から現れたのは
「姉さん！！」
「「！？」」
相変わらずの笑顔を浮かべた、姉さんだった。
「はぁい、ふうちゃん♪元気してる〜？」
「え？ まぁ、うん。」
「そ、ならよかった♪」
「うおぉい天音！！ てめー今頃何しに来やがった！！」
「ホントだよ。君、何も言わずに消えちゃってさ」
「ん〜？ 何々、マーモン心配してくれてたの〜？ 相変わらず可愛いなぁ〜♪」
「なわけないでしょ！ 心配されたと思ったなら金払って」
「え〜？ まだお小遣い貯めてんの？ えらいね〜♪」
「だから違う！ ……はぁ、君といるとやっぱり調子狂うな」
「恋しちゃった〜？」
「そんなわけないでしょ！？」
「あはは、知ってる〜♪」
姉さんは笑った。
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桜もち(プロフ) - ２万hit突破してたー！すごく嬉しいです、皆様いつもありがとうございます！ (2017年8月3日 14時) (
レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - ヨーヨーさん» 大量更新すると言ったのに申し訳ありません(泣)まさか夏季課外なるものがあるとは……あと模試。高校怖い…今日からまた更新するのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年8月3日 10時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
ヨーヨー - 本当に面白いです！早く続きが読みたいです！！！！ (2017年7月19日 11時) (レス) id: 0e946961c6 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - かほさん» 褒めていただけてとても嬉しいです！ほんとですか！？わぁ、光栄です！アンケート作った際にはぜひ投票ヨロシクお願いします！ (2017年7月12日 17時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 本当に面白いです！良ければ未来編の最後までお願いしたいです笑！大変だと思いますが…是非見てみたいです！ (2017年7月9日 23時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
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