157話 連絡無視 ページ32
怒ったようすの雲雀さんと、部隊を倒されこちらも怒っているレヴィさんが、
雲雀さんに、攻撃を仕掛ける。
彼はそれを少しの動きでかわして、足をかけて転ばせた。
「まずは君から咬み殺そうか」
やっぱり、強い……！
私が内心で感心していると、ふと雲雀さんが気づいてこちらを見る。
「ふぅん、君、僕を無視してそんな奴等と遊んでたんだ」
「え？ 無視なんてしてませんけど」
私がそう言うと、眉を寄せる彼。
「とぼけるのかい？ 僕が何度も連絡入れたのに、ことごとく無視したのは君でしょ？」
連絡なんか入ってたっけと思い返すと
そういえば、ヴァリアーのみなさんに携帯を没収されていたことを思い出す。
「あ、」
「おまけに家にもいないし……僕がどれだけ………」
そう、言葉を濁す。
ていうか、なんで家の場所知ってるんですか。
「ムカつくから、次は君を咬み殺そう」
「はぁ！？」
トンファーを構えた雲雀さんに慌てて謝る。
「ま、待って下さい！ 携帯は使えなかったんです、こっちにいるのだって故意にじゃないですし！」
「だったらなんでいるわけ？」
「ルールですよ、ルール！」
「何の？」
「争奪戦の！」
「知らないな。興味もないし」
いや、あんた守護者だろ！！
もちろんそんな事言えるはずもなく、ただ項垂れていると
「どうでもいいけど、早くこっちに来なよ」
「いや、だからルールが……」
「何、僕の言うことが聞けないの？」
う、と言葉に詰まる。
どう足掻いたって、今日私がそちらに行くことは無理だ。
けど、そんな言い訳が通じる人じゃない。
ここで帰らなかったら絶対後で殺される！
雲雀さんは、底光りする視線で私を見ている。
あああ怖いよ、怖すぎる！
XANXUSさんも怖いけど、やっぱこっちも怖い！
私があたふたしていると、スクアーロさんが前に出た。
「何をごちゃごちゃ言ってんだ貴様！ うおぉい！ 何枚におろして欲しい！」
「ふぅん、次は君？」
彼の興味がスクアーロさんへと移ったようで私は、ホッとする。
だが、守護者同士の乱闘は失格となってしまう。
そんな雲雀さんを止めようと、山本が前に出た。
落ち着けと言う山本に、不機嫌な雲雀さんはトンファーを振り下ろした。
しかし、山本はなめらかな動きでかわす。
「そのロン毛は俺の相手なんだ。我慢してくれって」
一同は驚きに目を開いた。
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桜もち(プロフ) - ２万hit突破してたー！すごく嬉しいです、皆様いつもありがとうございます！ (2017年8月3日 14時) (
レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - ヨーヨーさん» 大量更新すると言ったのに申し訳ありません(泣)まさか夏季課外なるものがあるとは……あと模試。高校怖い…今日からまた更新するのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年8月3日 10時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
ヨーヨー - 本当に面白いです！早く続きが読みたいです！！！！ (2017年7月19日 11時) (レス) id: 0e946961c6 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - かほさん» 褒めていただけてとても嬉しいです！ほんとですか！？わぁ、光栄です！アンケート作った際にはぜひ投票ヨロシクお願いします！ (2017年7月12日 17時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 本当に面白いです！良ければ未来編の最後までお願いしたいです笑！大変だと思いますが…是非見てみたいです！ (2017年7月9日 23時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
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