147話 地雷 ページ17
その後、またあの部屋に戻り、皆さんと団らん(？)
「しかし、すっごい部屋でしたね。本当にあそこ使っていいんですか？」
「かまわないよ、どのみち君は僕らのとこに来ることになるだろうから」
「だろうなぁ！ 俺たちが負けることはまずありえねぇ！！ つーわけで隊服も仕立てるかぁ？」
口々に、自信満々の発言をする彼ら。
「あ、ちなみに今日ってなんの対決なんですか？」
「む？ 知らないの？」
「あぁ、どっかの雷男(と雷)のせいで気絶してたんで」
まだ怒り気味の私はわざとそんなことを言ってみる。完全に、自業自得なんだけどね……。
不意に指摘されたレヴィさんは「ぬっ」と間抜けな声を上げる。
「それは、その……昨晩は苛立っていて………すまなかった」
……いや、謝るとは思ってなかった。
冗談半分で言ったのに、なんか申し訳ないことしたかも……
「あはは、冗談ですってレヴィさん。あれは普通に自分の力不足ですし、気にしないで下さい」
私が笑顔でそう言うと、少し頬を赤く染めてぶつぶつと何かを呟く。
「くっ、姉妹揃って……俺はどちらを選べばよいのだ……」
「そもそもてめーに選択権ねーから」
その呟きにベルさんが反応して言うが、なんて言ってたんだろう。
「今日は、嵐の守護者戦さ。ウチからはベルが出るよ」
嵐って言うと……確か、獄寺かな。
ベルさんがどれだけの実力者かによるけど……きっと大丈夫なはず。
少しの心配を飲み下して、黙っていると
「ま、俺王子だし、すぐ終わるよ」
「てめーが勝てば、勝利にリーチだなぁ！！ まぁ当然の結果だがな！」
「僕の出番が来るといいけどね」
そう口々に、私の不安を煽り建てるようなことを言う。
何をそんなに、現に笹川先輩は勝ったというのに。
「ちょっと待って下さいよ、何でツナ達が負けとか決めつけてるんですか」
「実力の差がありすぎるもん、仕方ねーじゃん」
「そんなことないですよ、ルッスーリアさんには勝ったし」
「あれはヘボだっただけだぁ」
「そーそー今日戦う奴だって、さっと殺って終わりな感じだし♪」
……何だと？
「へぇ……随分けなしてくれますね」
「A、君なんか怒ってる？」
バンっとテーブルを叩いた。
「ツナ達は強いです」
「うそだね♪」
「なら、ツナのチームにいた私がどれだけか……試してみます？」
私は湧いた怒りを押し込んで、笑った。
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桜もち(プロフ) - ２万hit突破してたー！すごく嬉しいです、皆様いつもありがとうございます！ (2017年8月3日 14時) (
レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - ヨーヨーさん» 大量更新すると言ったのに申し訳ありません(泣)まさか夏季課外なるものがあるとは……あと模試。高校怖い…今日からまた更新するのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年8月3日 10時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
ヨーヨー - 本当に面白いです！早く続きが読みたいです！！！！ (2017年7月19日 11時) (レス) id: 0e946961c6 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - かほさん» 褒めていただけてとても嬉しいです！ほんとですか！？わぁ、光栄です！アンケート作った際にはぜひ投票ヨロシクお願いします！ (2017年7月12日 17時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 本当に面白いです！良ければ未来編の最後までお願いしたいです笑！大変だと思いますが…是非見てみたいです！ (2017年7月9日 23時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
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