青春LOVERS～夏～ (ページ29)

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◆６３◆ ページ29

相葉さんと相葉さんの部屋で二人きり。
こんな展開前もあったような…笑

『でーニノちゃんは翔ちゃんが好きなの？』

｢…！はぁ？！｣

『わかりやすいなー』

｢アンタには関係ないでしょーが！｣

『まーね、なんかあったら協力すっからねー♪』

ほんと、エスパーかよ。

｢で、相葉さんは何をそんなに毎日落ち込んでんのさ。｣

『え？』

｢ぇ、じゃないですよ。俺嘘はわかるんですから…その時の気持ちまでは汲めませんけど。｣

『まー色々あるんだよ、今日はこうしたほうがよかったかなーみたいなね。』

｢ふーん…反省なんてらしくないですよ。｣

『そう？』

｢だーかーら！なんかあったら言ってくださいって言ってるんです！もぅ、分かってるくせに…｣

ちらりと相葉さんを睨めば口角がニンマリと上がっている。
俺だって多少エスパー要素あるんで。

｢じゃ、帰りますね。｣

『え？ご飯は？』

｢いや、これ言いたかっただけなんで。｣

『なにそれ、可愛いぃぃい！』

ギュッと抱きついてくる相葉さんにため息しか出ない。
せっかく心配してやったのに、とは言わないが。