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◆62◆ ページ28

「俺から櫻井先輩に…彼女いるんですか?」

『えぇ?急に?いないよ!』

「あ、そうなんですか。相葉さんがいるって言ってたから。」

『雅紀!いないからね!』

「でも告白されたりするんじゃないですか?」

『断ってるよー全部。』

「好きな人は?」

『もー質問は一つまででしょ?』

やんわり笑顔で遮られる。…ってことはいるのか?


『じゃ、俺から雅紀に!落ち込んだりする時あるの?』

『えええー!あるよ!結構毎日反省ばっか。』

「この人落ちる所まで落ちてすごい勢いで上がってくる人ですからね。」

『…ちょ!ニノぉ』

やめろ、なんてのは聞くわけもなく話し出す。

「相葉さん小3くらいかな、運動会の日に熱出て。学校違ったんで俺の運動会は次の週とかだったんで、お見舞い行ったらほんとに朝から晩まで泣いてましたよ、」

『うぅ…黒歴史ぃ』

『へぇ…』

櫻井先輩がニヤニヤ見ているのは俺のせいではないということにさせてもらおう。



謎の質問タイムは終わってしばらくだべって帰ることに。

「あ、俺相葉さんのとこでご飯頂くんで。」

『ん、じゃーね』

『ありがとうございました!』

『おやすみー』

『智くん!ここで寝ないで!!』

「くふ…」

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作者名:みーたん | 作成日時:2018年3月5日 10時

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