カラクリ (声劇用) (ページ2)

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ミツル2 ページ2

ソラ｢何人殺せばいいの？｣

ミツル｢ヒト2人、ドール2人、計4人かな｣

ソラ｢ドール？｣

ミツル｢僕みたいなののことだよ、お姉さん｣

ソラ｢ソラって呼んで｣

ミツル｢ソラ？あ、お姉さんの名前か！わかったよ、ソラ｣

ソラ｢それで、僕らみたいなのってどういうこと？｣

ミツル｢僕もほかのドール二人も、ヒトじゃないんだ。血も出ないしお腹も空かない、なにより大事なものが欠損してる。だから僕らはヒトになるために、ソラたちヒトはどうしても叶えたい願いのためにここでゲームをするんだ｣

ソラ｢そのゲームが、殺し合い？｣

ミツル｢そういうこと。飲み込みが早くて助かるよー｣

ソラ｢でも武器なんて何も持ってない｣

ミツル｢武器は僕だよ｣

ソラ｢え？｣

ミツル｢言ったでしょ、僕らはドール。僕ら自身がソラたちの武器｣

ソラ｢ヒトとドールがパートナーを組むのもそのため？｣

ミツル｢ピンポーン！正解｣

ソラ｢そっか。じゃあパートナーの望みのために頑張らなきゃね。そのかわり負けちゃったらごめんね｣

ミツル｢ソラのお願いも叶うんだから、一緒に頑張ろうよ｣

ソラ｢…そうね。私の願いのためでもあるのよね｣

ミツル｢うんうん、だからよろしくね｣

ソラ｢よろしく｣