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◆24◆ (体育祭) ページ25

土曜日の朝。

ピピピピピピ

カチッと目覚ましを止めていつものように起き上がった…はず。

なんだろう、少し感じる違和感。
体が重いというかだるいと言うか…。

でも今日は体育祭。そこまで種目に出る訳では無いけど、一応楽しみにしていたし。
体の重さを振り払うように起き上がって支度を始めた。




いつものように登校して、それから着替えてグラウンドに出る。
五月の今はまだ半袖の体操着では肌寒い。

『がんばろーな。』

ぽんと背中を叩かれ振り向くとそこに居たのは櫻井先輩。同じ2組でチームだ。
周りに推されて、二人三脚を二人でエントリーした。

「あ、はい。」

『負けないからねーっ』

後からひょっこり出てきた相葉さんは3組だ。


『まもなくはじめます。生徒は校庭に整列してください…』


午前は綱引きに出ただけの俺は基本は客席にいて応援しながら見ている。

潤くんとか相葉さんとか櫻井先輩をカメラに収めてみたり。


『これからお昼になります。…』


アナウンスが入ってお弁当の時間。
どこで食べてもいいから俺らは教室へ。

『「いただきます。」』

いつメンでお弁当を囲みいつもと何ら変わらない光景。

それでも朝から感じていた違和感はあまり変わらないままで食欲は沸かず半分ほど食べたところで蓋をしめる。


そんな俺に目ざとく気付いた潤くんは俺に口パクで、大丈夫?と聞いてくる。

へーき、と口パクで返せば心配そうな顔のままで頷いた。

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作者名:みーたん | 作成日時:2017年12月19日 22時

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