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◆21◆ ページ22

ゆっくりと起き上がってだいぶ回復した様子の潤くんをみて安心。


俺の部屋に来て二人でゆっくり宿題を終わらせていれば、母親が帰ってきた音がする。

「おかえり、友達きてるから。夕飯チャーハンだから温めて三人で食べるのでいい?」

『明日の午前休みになったから私は後で食べるわ、持ってきといてくれる?』

「ん、分かった。おやすみ」


帰ってきてそうそうに大あくびをしながら寝室に引き上げた母親を見送って潤くんとご飯を食べる。

『ごめんね、こんなことまで。』

「いいって、潤くん今度なんか奢ってよね。」

『はいはい、奢りますよー』





わちゃわちゃと食べているあいだにもう日も沈んでしまって、慌てて帰る支度をし始めた潤くん。

『お邪魔しました。』

「ねぇ、送ってくよ??」

『いいってほんとに、もう大丈夫だから。』

「雨まだ降ってるしもう暗いから。まだ万全じゃないでしょ?」

『和の方が襲われそうなんだもん…』


なんてキリがつかない問答を繰り返していれば玄関のチャイムがなる。


「はい」

『ニノちゃん?俺!相葉!』

「何こんな時間に。」

『勉強教えてくれない?』

「潤くん一緒に送りに行ってくれるならいいよ」

われながらいい提案をして三人で外に出る。

『なんで松潤がいるの?』

相葉さんに経緯をざっと説明しながら家まで歩く。



『すみません、わざわざ。和もありがとな。』

『いえいえお大事にねー?』

「また明日。」


潤くんと分かれて相葉さんと二人で来た道を歩く。

『和も体調気をつけなよ?』

急に言われた言葉に驚く?

「俺?」

『テスト前とか体調崩しそうだからさ、』

「俺は平気です。」


そんな話をしていればもう俺の家について。

「何教えればいいの?」

『あ、これ!ニノならわかるよね??』

「もう櫻井先輩に聞けばいいのに…」

『…翔ちゃんは翔ちゃんの勉強あるから邪魔できないでしょ。』

「俺も俺の勉強あるんですけど」

小さく睨むとへへっと笑われて


『にのはどうせゲームしてんじゃん』

「あたり。」

くくくっと二人の笑い声が漏れた。

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作者名:みーたん | 作成日時:2017年12月19日 22時

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