青春LOVERS～春～ (ページ6)

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◆５◆ ページ6

『にーのちゃーーーーーーん！！！』

｢うわ、相葉さん…なんでいるんです？｣

『生徒会特権っていうの？ってか学校は相葉先輩でしよ。』

｢はいはい、相葉せんぱーい。ってか生徒会入ってたの？｣

『生徒会とかやらないとね、成績だけじゃ内申がさー』

｢なるほどね｣

潤くんに幼馴染のやつとだけ紹介して相葉さんの後ろを見ればあの生徒会長の先輩が立っている。

『二宮くん、だよね。挨拶良かったよ。急で申し訳ないけど良かったら生徒会入ってみない？委員会も入らなくていいし結構いいことあるよ。』

｢えっ…いや｣

『隣の子も一緒にどう？選挙とか特にないからさ、スカウト制だから、うち。』

『いいんすか！？』

｢ちょっと潤くんっ！｣

『『ニノ(二宮くん、和)もやろうよ！』』

俺はそんなアイドルスマイル三人に囲まれて断れるタイプじゃない。

｢は、はい。｣

『お、先生に言っとくね。んじゃ、また後で』

ボーゼンと突っ立っていれば潤くんに背中を叩かれる。

『やったね。結構興味あったし頑張ろーぜ』

｢あのさ、俺真面目ちゃんレッテルで３年過ごすわけ？｣

『大丈夫、隠そうとしなければすぐ分かることだから。』

｢そんな俺不真面目でもないし。｣

『じゃあいいじゃん。でもさ、家帰って暇さえあればゲームな人が真面目とは程遠いよね。』

｢だから真面目だなんて言ってねーし！｣

この時は忘れてた、新入生代表で教室に入ったら目立つってことを。