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少し俺の顔色を伺ったあと君はそのまま続けた。
｢大学さ…まーくんと同じとこ入るから。その為に勉強頑張るし。もちろんまーくんがいるからだけじゃないよ？行きたい学部もあるからさ。だから……｣
そこまで言って言葉を止めた君。
俺はスポーツ推薦でそこそこいい学校に入れることがほぼ確実だった。
君とと大学の話なんてほとんどしたことなかったのに。
｢勉強のために朝早く行くし放課後も残ったりするから登下校あんまできないかもしれない。冬休みも遊べない。……それでも応援してくれる？｣
｢和のバカ｣
｢え？｣
｢俺は和の決めたことなら応援するに決まってる。｣
｢絶対一緒に行くから、｣
そう言い切った君はくしゃっと笑って今日は奢らせて、なんてお会計を始めてた。
外をみれば雪が相変わらずチラついていて。
喫茶店の外に一歩でて君が言った。
｢あとさ……
大学入ったら一緒に暮らさない？｣
思いもかけない提案に頬が緩む。
｢それってシェアハウス？｣
｢そうとも言える…けどさ…｣
恥ずかしそうに言って目をそらす君。
それだけで俺達には充分だった。
直接は言わないし言ってはいけない事だけど…何となくそういう事だよな、って。
クリスマスに染められた輝く街の中で俺は最高のプレゼントを貰った。
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作者名：みーたん | 作成日時：2017年12月9日 17時
