Winter days【12/24HBD小説(完結)】 (ページ12)

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家につけばネクタイとスーツを取ってラフな格好になる。

部屋から出てきたところで君と目が合って微笑み合う。

君の手を引いて俺の部屋に連れ込む。

ドアを閉めてしまえば俺らだけの最高の場所。

｢和………好きだよ｣

ずっと胸の奥にしまっていたはずなのに言葉に出してしまえば意外と儚くて。

｢俺も…。あいばさ…まーくんといると周りの景色が全部輝いて見えるの。…多分大好きだから｣

今までで1番ぐらいの真っ赤に火照った君の頬。

その考えてくれたんだろうなって言葉。

ちょっとずつ俺らの距離が近づいていって

君と俺の唇が触れ合うまでそう時間はかからなかった。

｢…んっ｣

息が続く限りの長いキスをする。

それはショートケーキよりココアよりずっーと甘くて、でもそれは心地のいい甘さ。

やっと…やっと超えられた。

｢まーくんなら…｣

｢和なら…｣

男同士の禁断の恋かもしれない。

でも君なら…君だからいいって思えたんだよ。