Ep.18 ページ20
次元side
Aが2度目に目を閉じてから15分ほど経った頃だろうか。
ルパンが音を立てずに近づいてきて、こう耳打ちをした。
『Aを追ってる奴ら、かなりヤバいぞ。』
と。
ルパンも本気でAを逃がさなければならないと感じていたのだから薄々気づいてはいたのだろう。
曰く、Aに近づいた黒いヘリは全て防弾ガラスだったらしく、全員サングラスに黒スーツだという。
ルパンでもその顔ぶりを見たことが無いだなんて最近出来た組織なのか、はたまたそれほど高技術なやり手の組織なのか。
｢....A..お前は何を背負ってんだ....。｣
俺はどうやら風邪を引いたらしいAの傍から離れることも出来ず、ついでにルパンに不二子を呼んでもらうように頼んだ。
苦しそうに息を荒らげるAに、ただ見つめることしか出来ない自分に少しの怒りを覚える。
誰かを守りたいと..助けたいと思うなんて。
こんな感情はいつぶりだろうか。
Aの火照った頬を優しく撫で、少しでも熱が下がるようにとただ願うばかりだった。
そうして気分が沈んだままで居ると、不二子の声がした。
｢次元？Aが風邪って...やだ、次元どうしたのその隈...！それになんだか凄い暗い顔してるわよ..。｣
隈？暗い顔？
全く心当たりが無かったが、この部屋に鏡はないし、俺もそんなもの持ち歩いている訳では無い。
だとしたら、不二子の言う通りなのだろう。
｢あぁ...不二子、Aを頼んだ。
少し外の空気を吸ってくる。｣
｢それがいいわ。ちゃぁんとAは見ていてあげるから行ってきなさい。｣
俺はAから離れ、地上への階段を昇った。
少しして、ジッポのオイルが切れていることに気が付いた。
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スノウ(プロフ) - sakuramikan182さん» やったぁ！！！ありがとうございます！ (2020年10月5日 18時) (
レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - スノウさん» やっと更新しました..！是非読んでくださると嬉しいです！ (2020年10月3日 19時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2020年7月8日 14時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - sakuramikan182さん» そうですか。余計な、お節介を言って申し訳ありませんでした。 (2020年3月13日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - 遊星さん» コメントありがとうございます、作者です。ずっと更新しなければと思い続けていつの間にか月日が経ってしまっている状態です....。多忙のため更新が遅くなり本当に申し訳ないです。気長に待って頂けると喜びます!! (2020年3月13日 8時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん@ | 作成日時：2019年12月7日 10時
