5 ページ5
「なぁなぁ!!お前バレーめっちゃ上手いんだって!?」
「おっ?!...いやぁそんな言うほどでも〜」
来た、主人公日向翔陽ッッ!!
眩しい、小さい、可愛い!もう連れて帰りたい!!
...いかんいかん、流石に未成年に手を出すわけにはいかない。
「だってあの影山がベタ褒めしてたんだぞ?!すげぇに決まってんじゃん!!あっ!俺日向翔陽!お前は?」
「AA、よろしく」
おずおずと手を差し出すと満面の笑みで握り返してくれた。可愛い。
「ポジションどこ?」
「......多分ウィングスパイカー?」
「た、多分?じゃあ田中さんと一緒ってことだな!」
「う、うーんそうなのかなぁ?あはは〜」
「なぁ!これから自主練なんだけどAもやってかない?」
え、めっちゃやりたい。推し達とバレーとか夢にまで見たシチュエーションじゃん!!
いやダメだ。今ここでプレーを見せてはAAの凄さがより多くの人間に伝わってしまう。
そうなれば彼らがどうするかなんてとっくに分かりきったことだ。
「えーっと...悪い!俺そろそろ帰んないと親心配するから...」
「そっか〜、じゃあ明日!...は青城と練習試合だし、明後日やろうぜ!」
「あーごめん、明後日は用事があってだな...」
うそ、本当は暇です。
そう言うと日向は残念そうに眉を下げて「じゃあ大丈夫な日にまた見学来て!」と言ってくれた。天使すぎ。
改めて今日までの出来事を振り返ると、あまりに現実離れしているなと自分でも驚きを隠せない。
大好きな世界にいるのはすげぇ興奮するし、聖地巡りしてるみたいでめっちゃ楽しい。
でも、いつまでもここには居られないというのが現実。
俺は元の世界に戻らなきゃならないから。
これ以上ここに居ては尚更帰りたく無くなるなぁ。
帰る方法なんて分からないけど。
とにかく、もうバレー部と関わるのはやめた方がいいな。
尊すぎて心臓止まったらシャレにならんから。
347人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アワアワ - 待ってめっっっっっっちゃ面白い…!!凄い面白いです!!最高の小説です!!更新頑張ってください!!めっちゃ応援してます! (7月18日 21時) (レス) @page29 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ(プロフ) - 蘆花さん» 2回もコメント、、嬉しすぎますっ!!ほんっとうに更新遅くてすみませんでした!!ご期待に添えるよう頑張ります! (5月13日 22時) (レス) id: 7eb8c01148 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ(プロフ) - 蘆花さん» ありがとうございます!返信遅くなってすみません、、 (5月13日 22時) (レス) @page20 id: 7eb8c01148 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - こういうのってシリアス系なの多いからスゴイ読みやすくて面白いです!更新頑張ってくださいね! (2023年1月21日 0時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - うわっスゴイ好きです (2023年1月21日 0時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はじめ | 作成日時:2022年12月31日 21時