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「おーいA!お前の事呼んでるやつ居るけど」
「おー今行くー」
教室を出るとそこにはしかめっ面をした影山がいた。
本当に来るとは...。
「おい、バレーよりやりたい事ってなんだ」
予想通りの質問来たなぁ。
正直全然考えてなかったしマジでピンチすぎる。
「ええっとぉ...そう!コーチ!!コーチやりてぇんだ!!」
「コーチ?じゃあ尚更バレー部入った方がいいじゃねぇか」
「......マネージャー、やる」
「は?」
「俺!バレー部のマネージャーやるわ!!」
そうだよ!マネージャーなら他の人のポジション奪うこともないしコーチになる(仮)発言とも辻褄が合う!
それに合法的にハイキューキャラを舐め回すように見ることができるじゃないか!!天才か?!
「意味わかんねぇ、なんであれだけの実力があんのにバレー部入んねぇんだよ!!」
「うーんと...バレーはもうやり尽くしたと思ってるから」
「バレーに終わりなんかねぇ」
「確かにね?!」
正直バレー部に入って実力を制御しながら活動する事も不可能ではない。
だが、俺の取るに足らないプライドが邪魔してその選択を選べないのだ。
「俺はお前のプレーを見た時から、俺の上げたトスを打たせてぇって思ったんだ」
あの天才セッターにそんな事思わせるAAヤバすぎだろ!?羨ましい...。
いやまぁ俺なんだけど。
「とにかく1回でいいから部活見に来い。どうせまだ部活届け出してねぇんだろ?」
「まぁまだ出てないけど...マネージャーやるから、見学は別に」
「あぁ?!まだんな事言ってんのかよ!」
「ヒイッ!い、行きます行きます!行かせていただきます!!」
俺がそう言うと影山は満足したようでそそくさと自分の教室へ戻って行った。
15歳に怯える35歳て.....ダサすぎて泣きそう。
いや、ちょっと泣いた。
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アワアワ - 待ってめっっっっっっちゃ面白い…!!凄い面白いです!!最高の小説です!!更新頑張ってください!!めっちゃ応援してます! (7月18日 21時) (レス) @page29 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ(プロフ) - 蘆花さん» 2回もコメント、、嬉しすぎますっ!!ほんっとうに更新遅くてすみませんでした!!ご期待に添えるよう頑張ります! (5月13日 22時) (レス) id: 7eb8c01148 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ(プロフ) - 蘆花さん» ありがとうございます!返信遅くなってすみません、、 (5月13日 22時) (レス) @page20 id: 7eb8c01148 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - こういうのってシリアス系なの多いからスゴイ読みやすくて面白いです!更新頑張ってくださいね! (2023年1月21日 0時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - うわっスゴイ好きです (2023年1月21日 0時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はじめ | 作成日時:2022年12月31日 21時