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百拾肆 命だからこそ ページ14
中島は苦内を投げていく
動いては苦内、動いては苦内
もちろん、弾かれるがその場合は姿を表して直接刺していた
中島「あなたたちは本当に命を懸けて霊倭藩主のために戦っておるのですか。
だとしたら…弱すぎる」
霊倭の忍びたちはその声色から忘れていた恐怖すら覚えた
中島「伊野尾様は自分の命は自分らしく使えとおっしゃってくれました。
ですからあなた様を守るために、と使わせていただくことにしました。
あなたたちはいかがですか、家族を人質に取られてただ命令に従っているだけ」
霊倭の忍びは中島に襲いかかる
中島「…そうやってすぐに冷静さを失う」
中島は苦内を投げて全員仕留めた
中島はそれを確認すると伊野尾の元に向かおうとするが、歩めずに倒れる
中島「…伊野尾、様」
小さくそう呟き、動かなくなってしまった
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年6月26日 8時
