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百 決心 ページ50
山田「知念、忘れ物をした」
山田が戻ってきたのは夜遅くであった
知念のところに忘れ物をしたことに気がついた山田は取りに来たのだ
どうせ寝ているだろう、そう思っていた山田は躊躇いもなく扉を開ける
知念「来る時はもう少し明るい時に来てほしいな」
山田「…驚かすな」
しかし、知念は起きていたのだ
まさかのことに山田は驚く
知念「忘れ物ってなに」
山田「…なんでもない」
知念「嘘、これ」
知念は刀を手渡す
山田がその刀身を見ると人が斬れる本物の刀であったのだ
知念「色々な人のところいって話聞いてたんでしょ。
それほど決心が固まっているのなら僕からは何も言わない、その刀が涼介に合う」
知念はそう言って自室に戻っていった
山田「…感謝する」
山田は頭を下げて出る
月の光りに刀身を反射させ鞘にしまい、そのまま甘味処に戻っていった
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年6月1日 8時
