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玖拾 戦に向けて ページ40
山田「それは…まことでありますか」
伊野尾は有岡の店に行き、そこにいた山田に霊倭と戦をすることを話した
伊野尾「あぁ、まことさ」
山田「…霊倭の武力は」
伊野尾「未知。
そして確実に我らの負けが決まっている」
その言葉に山田は不信感をあらわにする
山田「なぜ負けと」
伊野尾は何も言わない
ただ静かに山田を見つめた
山田「…あちらが仕掛けてくるためこちらは奇襲に近い、と言うことですか」
伊野尾「悔しいことにね。
こちらから奇襲をかけることも無理なんだ」
山田「では、どうやって」
伊野尾「待ち伏せさ」
山田「待ち伏せ…」
伊野尾「幸いにも多くの馬に乗ってくる入り口は一つのみだからね。
そこで待ち伏せをして…最低でも藩主を討つ」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2022年6月1日 8時