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捌拾陸 死人に口なし ページ36

中島は目を瞑り、瞑想する

 

部屋には蝋燭の火のみが灯っており、他に灯りなどない



中島が瞑想するときは決まって伊野尾のことである



自分は伊野尾に命を救ってもらった身


 
それを何かに使えないだろうか



中島「…やはり、強引であるが無理矢理話を聞き出した方がいいのか」



そう呟くや否や目を開けその場から一気に体を前に転がした



中島がいた場所に大量の手裏剣が刺さる



中島はすぐさま理解した



霊倭の忍びが自分が生きていることを知り、始末しに来た



しかし、藩主にそのことは伝えていない



身勝手な行動



中島「…もし、私の首を持ち帰っても意味ないでしょう。



死人に口なし、ですからね」



中島は隠し持っていた苦内を影目がけて投げる



その先からは先ほどの比にならないくらいの手裏剣が飛んできた

捌拾漆 俺→←捌拾伍 圧倒的



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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2022年6月1日 8時

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