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陸拾陸 理解 ページ16

山田「…以上が理由だ」
 


山田の話に薮、八乙女、中島、伊野尾は静かに聞いていた



時折高木が悔しそうに刀を握りしめる仕草をしていた



山田「…俺たちの共通の友が殺され、その友の願いがこの好きな丙星を守って欲しい。



その願いを無下にすることなんて出来ない」



薮「…そうだったのか、失礼なことを聞いたのかもしれない」



山田「いや、問題ない。



改めて確認出来たから」

 

八乙女「…斬った奴は知っているのか」



山田「知らない。



ただ、検討はついている」



高木「…そうなのか」



伊野尾「え、高木は知らないのかい」



伊野尾の言葉に高木は頷く



山田「俺が勝手に調べたものだ、高木は知らなくて当たり前だ。



…二人が言っているあの方、そいつが圭人を斬った本人だろう」



有岡が外を見ると一滴、また一滴と雨が降り始めていた

陸拾漆 騙し→←陸拾伍 静かに



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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2022年6月1日 8時

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