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肆拾玖 手当て ページ49
山田と高木は甘味処に着く
すると山田はふらついてしまい、膝から崩れ落ちかけた
寸前で高木が支えるも限界が近いのだろう
高木「…店主は」
山田「寝てる。
どれだけ騒音を立てても起きない」
有岡「起きてるよ」
有岡が提灯を持ってきながら言う
もう片方の手には桶に水を多く入れていた
有岡「無茶するなと思ってたけど…案の定。
えっと…」
有岡は高木の名前を思い出そうとするもなかなか思い出せない
高木「…高木雄也と申します」
有岡「高木、山田を押さえててくれ。
痛みのあまりのたうち回られると厄介だからな」
高木は頷くと山田の右横腹を上にして固定する
有岡「おら山田、歯食いしばれ」
有岡はその上から水で濡らして手巾を押さえつけた
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年5月7日 9時
