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肆拾弐 憎む ページ42
薮「…透明な、衣」
山田は事情を説明した
山田の目には霊倭の者は血塗れの衣、丙星の者は透明な衣を纏っている
中島、薮、八乙女は透明であるが端が血塗れ
その衣は立場上仕方なく霊倭に従っている人間の証であること
薮と八乙女は納得していた
薮「…確かに、それであったら間違えて丙星の者を斬ることはない」
八乙女「では…そちらは」
高木も説明した
二人は血が苦手で普段の状態であったら斬ることは出来ない
しかし、山田が探し出す代わりに自分は刀を抜くと人格が変わり嬉々として霊倭の人間を斬り殺している
山田が探索であるならば自分は実行が担当であると
薮「…今の話を聞いて聞きたいことがあります」
山田「…なんでしょう」
薮「お二方が霊倭を憎むようになったのはいつからなのか」
高木「それは…」
山田「共通の友が殺された時だ」
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年5月7日 9時
