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参拾玖 名 ページ39
山田と中島が戻ると話が続いていた
高木「山田に裕翔、どこに行ってたんだ」
山田「…影を追っていた」
高木「影を…」
山田「顔は見れなかったが、裕翔が傷をつけてくれた。
どうやら霊倭の忍びとのことだ」
高木は納得するが、同時に懸念を抱いた
影がこの現場を目撃したのであれば藩主が伊野尾であることが見破られてしまったのではないか
山田「…このことが霊倭藩主に伝わる前に…見つけ出す」
高木「わかった。
そして俺が処分する」
伊野尾「…話は終わったかい」
すると伊野尾が口を開く
どうやら二人の会話を聞いていたようであった
山田「お話を遮ってしまい、申し訳ありません」
伊野尾「構わないよ。
そうだな…まず聞きたいのは」
伊野尾は早稲と八重を見つめる
伊野尾「本当の名を教えてほしいな」
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年5月7日 9時
