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弐拾捌 霊倭 ページ28
山田「…丙星を乗っ取ろうということしか」
高木「僕も同じです」
伊野尾は瞼を伏せる
伊野尾「…何故、霊倭が丙星を乗っ取ろうとしているのか。
それは徳川に気に入られるためさ」
山田「徳川に…」
伊野尾「今や徳川に逆らうことなど不可能。
今生き残るには領地を広くし、徳川に気に留めてもらうことが大切なのさ。
…こんな小さな藩でも狙う理由はそれさ」
山田と高木は絶句した
そのような…はっきりと言ってしまえばくだらない理由で狙われているのだ
伊野尾「願望を達成させるためには手段を選ばない。
…言ってしまえば早稲と八重も霊倭に操られてるのかもしれない。
その二人を…丙星に引き込むんだよ」
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年5月7日 9時
