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弐拾肆 片付け ページ24
山田は片付けをしながら有岡を見ていた
有岡は昔を思い出して店がこのようになったと言っていたが山田はそれを嘘だと思っていた
確実におかしいのだ
だったらなぜ気絶していたのだ
だったらなぜ勘定台の上にお代が置いてあったのだ
だったらなぜ…謝罪の文が置いてあったのだ
山田がそれに気がついたのは帰ってすぐであった
山田は荒れている店に絶句した
急いで有岡を起こそうとした時、勘定台の上にお代と紙が置いてあるのを見つけた
山田はその紙を読む
『落としたものは買い取る。
申し訳なかった』
名前も何も書いてなかったが山田はそれが早稲か八重の仕業であろうと読んだのだ
有岡「手伝いありがとう。
あとは大丈夫」
有岡がそこまで言うと店の扉が勢いよく開かれた
高木「有岡くん、かすてらはあるかい」
有岡「…かすてら…かい」
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年5月7日 9時
