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弐拾 嘘 ページ20
山田「大ちゃん、起きて」
有岡は誰かに揺らされる感覚で目を覚ます
有岡「山田…高木は一緒じゃないのか」
山田「藩主様がお出かけなさるからそちらにいてもらってる。
それで、何があったの」
有岡は頭を押さえながら店を見渡す
店は八重が刀を振った後が残っていた
しかし、落ちている甘味は見当たらない
有岡は勘定台の上を見る
そこにはない分の甘味のお代が置いてあったのだ
有岡「…いいや、何もないさ」
山田「何もないわけない。
これだけ荒れて何もない方が」
有岡「昔を思い出していた。
それでいいだろ」
山田は黙る
山田「…わかった。
片付け、手伝うよ」
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年5月7日 9時
