episode17 ページ19
Aside
シャワーで髪と体洗うだけで済ませて、お風呂からあがる。ぱぱっとパジャマを着て、保湿を済ませ、髪を乾かす。前髪くらいはちゃんとクセを付けて乾かすけど、それ以外は結構適当だったりする。
だってストレートパーマかけてるし。
歯も磨き終わってカラカラと音をさせながら扉を開く。
｢あがったよー｣
と声をかけると、
｢じゃあ、僕も歯磨きしてくるね｣
と真冬くんが歩きかけて、ハッとした顔をする。
私もあっと思う。真冬くんの歯ブラシ出してないじゃん！
｢ごめん、歯ブラシ出すの忘れてた…｣
｢あ、全然大丈夫だよ｣
なんて会話をしながらもう1回洗面所へ。
ここのキャビネットあまり見せたくないんだよな、結構物入ってるから。まあ、私の部屋の収納にもいっぱい物が入ってるから今更な気はするけど。
なんて考えつつ歯ブラシを出すと私のと同じ色のしかなかった。
仕方がないからセロテープを貼って、マジックペンで『真冬』と書いた。これで間違えない、はず。
真冬くんが歯を磨いている間に、スマホをいじり、まふまふさんの曲を聞く。
この人声高いから一般的に言うと寝る前に聞く感じの人じゃないのかもしれないけど、私はこの声を聞くと妙に落ち着く。なんでなのかは分からないけど。そういえば、まふまふさんの地声って…
と考えた時に真冬くんが洗面所から戻ってきたので、もう寝ないとダメだな、とソファーから立ち上がる。
くだらない話をしながら部屋まで歩いた時に真冬くんが、
｢そういえば、僕ずっとベッド占領しっぱなしだよね…今日はAちゃんがこっちで寝てよ｣
と言った。
｢え、もうこっちの部屋に布団引いてるんだけど…｣
と向かいの部屋を指していえば、
｢だって申し訳ないもん！｣
と言ってくる。
もんって可愛いな。
結局、一悶着あった末に、私がベッドで寝ることになった。
とりあえず
｢寒ければそこの押し入れから毛布とか出してね｣
と声をかける。
｢うん、分かったー｣
と言う真冬くんに微笑みながら部屋のドアを開け、
｢それじゃあ、おやすみなさい｣
と言う。真冬くんもにぱっと笑って
｢おやすみなさい｣
と返し、向かいの部屋に入っていった。私も自分の部屋のベッドに入り、目を閉じた。
歌い手さん秘蔵映像
｢タッピオカータッピオカー｣ルンルン96猫さん
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櫻子(プロフ) - haru2022さん» ありがとうございます！続編作ります！ (2020年3月12日 7時) (
レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - 彩華 ぴあのさん» 続編作ります！読んで頂きありがとうございます！ (2020年3月12日 7時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - あゃり。さん» ありがとうございます！ドキドキできる展開になっているか不安だったんですが、そうなっていたようで良かったです！続編作ります！ (2020年3月12日 7時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - CIEL☆さん» ありがとうございます！楽しんで頂けて嬉しいです！続編作りますね！ (2020年3月12日 7時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
haru2022(プロフ) - とても面白かったので、ぜひ作ってもらいたいです！ (2020年3月12日 7時) (レス) id: e5a455a51b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻子 | 作者ホームページ：http://mmm:wako
作成日時：2019年12月28日 18時
