episode 4 ページ6
Aside
あーくそ重たい！そう思いながら私は帰りを急ぐ。もう39分経ってしまっている。
なるはやで帰るって言ったんだからさっさと帰らなきゃ。
そしてさらに足を早めたところ、私の家の前でうろうろしている白いコートの女の子が見えた。
…回覧板か？でも、あんな子近所に居ない。配達員ってわけじゃないだろう。…不審者か、まさか。
取り敢えず、声をかける。
「あの、私の家の前で何してんですか」
あ、警戒してんのもろに声に出ちゃった。まあいっか。
「あ〜、あなたここに住んでるおばさんですかぁ〜？あのですねぇ、あなたが白い髪の男の人拾ったって聞いてぇ、その人ぉ、わたしの彼氏なんですぅ。
さっさと返してくれませんかぁ？それとも彼女いるってわかってて変なことするつもりなんですかぁ？」
あ、やばい奴だ、こいつ。
心配してるそぶりが少しもない。しかも初対面でおばさん呼ばわり。私まだ29だぞ。ていうか拾うって何。
絶対関わんない方がいい。
「私が家の中にいれたのは黒髪の男の人ですよ。というかアイス溶けちゃうんでさっさと中入りたいんですけど。お引き取り下さい。」
「ぇえ〜？隠すってことはぁ、やまし＿」
「お引き取り下さい。おばさん呼ばわりする人に話すことは何もありませんから。帰らなかったら警察呼びますよ」
チッと舌打ちをして女の子が去っていくので急いで鍵を開けて中に入る。
「ただいま！」
とリビングの扉を開けたらインターフォンの下で相川さんが倒れていた。
わああ、過呼吸起こしてる！え、どうするんだっけ、最初息吐かせるんだっけ！？
「相川さん、落ち着いて、深呼吸して下さい！はいて、吸って、はいて…」
取り敢えず体に手を添えて耳元で安心させるように低い声でそう言った。
「ヒュ、ヒュー、はあ、はあ、す、いませ、ん」
「大丈夫ですか、落ち着きましたか？」
絶対謝ることじゃないよこれ。
というか過呼吸になった理由ってあの女の子か？ありえるな。アイツストーカーかなんかか。
「すいません、大丈夫、です。あ、の、女は」
「…白いコート着た女の子ですか？」
と聞くとコクリとうなづく。
「追い払いました、けど…また来ないとは限らない、です」
安心してるとこに来るより、警戒してるとこに来る方がマシだろう。
「アイツ、ストーカーか何かですか？」
ストーカーなんだったら対処のしようがある。
「実は＿＿＿」
とそう相川さんが話し始めた。
歌い手さん秘蔵映像
｢タッピオカータッピオカー｣ルンルン96猫さん
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櫻子(プロフ) - haru2022さん» ありがとうございます！続編作ります！ (2020年3月12日 7時) (
レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - 彩華 ぴあのさん» 続編作ります！読んで頂きありがとうございます！ (2020年3月12日 7時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - あゃり。さん» ありがとうございます！ドキドキできる展開になっているか不安だったんですが、そうなっていたようで良かったです！続編作ります！ (2020年3月12日 7時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - CIEL☆さん» ありがとうございます！楽しんで頂けて嬉しいです！続編作りますね！ (2020年3月12日 7時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
haru2022(プロフ) - とても面白かったので、ぜひ作ってもらいたいです！ (2020年3月12日 7時) (レス) id: e5a455a51b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻子 | 作者ホームページ：http://mmm:wako
作成日時：2019年12月28日 18時
