モヤモヤ -YS- ページ36
YS-side
なんだ、なんだ。さっきから。
店長？憧れてる？
なんか面白くないな・・
もしかして、雨の日の車・・
YS「そういえば一昨日すごい雨だったよな。帰り、どうしたんだ？」
「一昨日？あ、あの日は店長にマンションまで送ってもらいました」
なんだ。
このモヤモヤした感じ。
YS「そうか・・もし、今度困ったときは俺に連絡してこいよ。迎えに来てやるから」
「え、キムさんもお仕事から疲れて帰ってきてるのに申し訳ないですよ」
YS「コミンの散歩のついでだ」
「雨降ってたら、コミンちゃん、お散歩できないですよね・・？」
YS「・・・・・」
RW「ねえ、その店長さんって何歳？」
「８４年生まれだから・・韓国だと３１歳？」
YS「俺と同い年じゃん・・」
あ、俺、なんか張り合ってるみたいだな。
「え、キムさんと店長、同い年ですか？・・キムさんの方が若く見えますね」
ふふっ・・ちょっと、気分いいな。
RW「それは・・店長さんの方が落ち着いててしっかりしてるってことかな？」
「そういう意味じゃないですけど・・」
ﾘｮｳｸ、わざとだな・・その発言。
RW「聞いたことなかったけどAちゃんは？何年生まれ？」
「９１年生まれです」
──俺と7歳違うのか・・
RW「もっと若いかと思った！僕と４歳違いだねっ。オッパって呼んでいいよ〜」
「なんか、オッパって・・言い馴れなくて・・それに韓国ではすごく親しくなって呼ぶんですよね？スーパーアイドルのリョウクさんのこと、申し訳なくてそんな気安く呼べないです」
そういや、俺のこともキムさん・・だな。
RW「えー、ﾄﾞﾝﾍﾋｮﾝもオッパって呼んで欲しいのに〜って言ってたよ？」
ほらほら・・Aが困ってるじゃないか・・。
RW「Aちゃんはどんな男性がタイプなの？今まで付き合った人って、年上？同級生？」
「・・・・・」
それは・・俺も聞いてみたい。
「・・笑いませんか？」
RW「何を？」
「・・・・・ません」
RW「ん？なんて言ったの？」
「今まで・・付き合った人・・いません」
YS・RW「「えええっー？」」
RW「・・本当に今まで誰とも？」
「あ、モテないやつだなって思ったでしょ！？」
YS「いや、そんなことないぞ。だから驚いてるんだ」
「女子校だったし。あと、いつも片思いとかで終わっちゃって・・だから・・笑わないでくださいって」
涙目で真っ赤になってるA。
そして・・ﾘｮｳｸのニヤニヤが止まらない。
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作者名：紫桜雲
| 作成日時：2016年1月22日 20時
