イタズラ心 -RW- ページ35
RW-side
最近はまっているお店にｲｪｿﾝﾋｮﾝと行った。
この前、約束すっぽかされたから奢ってもらうんだけど・・
この店を気に入ってる理由は、美味しくて雰囲気も良くて。
あと、もう1つの理由はAちゃん。
日本の店でも接客してくれて、僕がいろいろ質問した時も、丁寧に答えてくれた。
なんか、こう癒し系な感じで、話してると安らぐんだよね。
お料理のことも詳しいし、レシピも教えてくれるし。
素直で明るくて優しい子。
僕たちの周りには、アイドルのきれいで可愛い女の子っていっぱいいるけどさ。
そういうメイクとか、キャラクターとかとは違う可愛さがあって。
だから僕もドンへヒョンも、そんなAちゃんのことがお気に入り。
ま、僕は付き合いたいとか、そこまでは考えてないけど。
でも、ｲｪｿﾝﾋｮﾝはどうやら違うみたい。
既に偶然知り合ってるって聞いて、驚いたけど。
それに僕の勘が間違ってなければ、東京で店に置き去りにされたヒョンを助けてくれたのはAちゃん。
そして、その勘が当たってた。
でも、さっきから僕そっちのけで２人で盛り上がっててさ・・
ちょっとだけ、僕のイタズラ心に火がついた。
RW「ねえ・・さっきから話に入れなくて困ってるんだけど？っていうか、ヒョンAちゃんの部屋に行ったの？」
YS「この前、大きな買い物してたから運んでやっただけだぞ」
RW「ふ〜ん・・ねぇ、それって日曜日？」
「そうですけど・・？」
RW「なるほどね〜・・」
Aちゃんには罪はないよ。
その日曜日に僕と約束してたって知らなかったんだもんね。
・
・
・
Aちゃんが食後に、コーヒーとスイーツをサービスで持ってきてくれた。
RW「ねぇねぇ、そういえば今日はイケメン店長さんは？」
「今日は日本からご家族が来ていて・・午後からお休みをいただいてるんです」
RW「そうなんだ。Aちゃん、寂しいね」
「え、そんなこと、ないですよ〜」
RW「だってAちゃん、店長さんが好きで、店長さんに誘われて韓国に来たんだったよね？」
YS「え、そうなのか？」
ヒョン・・顔、怖いよ？
「私が東京で頑張ってたのを評価してもらっただけで・・店長は仕事もできるし、憧れの存在です！」
そっか・・憧れか・・
でも好きなんだよね？
・・ヒョン、ファイティン！！
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作者名：紫桜雲
| 作成日時：2016年1月22日 20時
