英雄ポロネーズ(ショパン)〜4〜 ページ42
私が全身びしょ濡れになって帰って来たので、船員さんたちに「どうしたんだ！？」と、とても驚かれた。
「崖から落ちてしまって....」
「はぁ〜？お頭がついてるのに、何やってんだよ！」
「いや〜....ヤソップ、俺が間違って落としちまったんだ.....」
私もシャンクスさんも苦笑いしながら、落ちた経緯を話せば、「お頭、ほんとっ！何やってんだよ」と全員からため息をつかれた。
「とりあえずA！風呂に入って温まってこい」
ベックさんにお風呂に行くように促されたので、有り難くその様にさせてもらおう。
お湯につかりながら、改めて思う。
今回は大失態だった！
「....気をつけなきゃ」
それにしても、男装の精度をあげておいて良かったぁ〜。
前のままだったら、水に濡れた時点で気づかれてただろう。
海軍本部でクザンさんから色々と指摘を受け、男装を極めたのが、こうも早く役立つとは。
そんなものを何が悲しくて極めなくてはならないのか....。
「とりあえず、あがろう」
お風呂から上がると、みんなは尚も心配そうに私を見ている。
なんて、優しい人たちなのだろう！
ふと、シャンクスさんを見れば未だずぶ濡れのまま───
「シャンクスさん！？すみません！私が先にお風呂に入ったばっかりに....」
シャンクスさんの側に駆け寄り、肩にかけていたバスタオルで頭をわしゃわしゃっと拭いた。
「うわっ！A、大丈夫だから！」
「ダメです！風邪、引いちゃいます」
私の行動に驚いたような反応を示し、「大丈夫だから」と笑顔を見せてくれたが、それでも心配なので、頭を拭く手は止めずにいたのだが、
「Aー！お前、能力者だったんだって？俺たちと手合わせしようぜ〜」
甲板の方から、私を呼ぶ声が聞こえる。
シャンクスさんと幹部の人たちはニコリと穏やかに笑い、「ほら！アイツらを鍛えてやってくれ！」と、私は甲板へと背中を押された。
「それでは、すみませんがあちらに行きますね」
頭を下げ、賑やかな船員たちの元へと向かうことにした。
____シャンクスさん、本当に大丈夫かなぁ？
※※
「お頭....顔、赤いぜ」
「なぁ？男相手にキュンときちまった俺は、病気だろうか」
「いや、まぁギリセーフかな？」
「ヤソップ、そうか。.....さっき濡れたアイツを見て、襲いそうになったのはセーフだと思うか？」
「それは完全にアウトだ....手、出すなよ」
「俺だって、男相手にトキメキたくなんてねぇーよ....」
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奏(Kanade)(プロフ) - 天然水さん» ん？？ エースは白ひげですが、6章の時点ではエースはまだ、白ひげに入っていない時期設定にしてますよ^ ^8章くらいでようやくエースは、白ひげに加入してますので、そこら辺まで読み進めていただけると嬉しいです(*^^*) (2022年7月27日 20時) (
レス) id: 04bd4eadaf (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - エースは白ひげ海賊団ですよ (2022年7月27日 19時) (レス) @page15 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 本当にすいません、ありがとうございます！ (2019年1月4日 23時) (レス) id: 2200da3900 (このIDを非表示/違反報告)
Kanade(プロフ) - なこさん» いえいえ、こちらこそ配慮が足りずにすみません。7章フラグを外しまして、R話は引っ越ししましたので、見られるようになっていると思います。もし、見ていて何かありましたら、いつでもご指摘くださいね(^^) (2019年1月4日 3時) (レス) id: 30b1d9cda3 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - Kanadeさん» そんなご丁寧にすいません…その優しさが嬉しいです！本当にすいません (2019年1月3日 21時) (レス) id: 2200da3900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2018年4月21日 22時
