小噺「説の行方」 ページ33
数ヶ月振りに海軍本部に戻った時だった。
センゴクさん達に戻ってきた報告を終えて、部屋を出ようするとクザンさんによって呼び止められる。
「ねぇ〜、Aちゃん？ここを出てすぐに、海賊の一派を倒したよね？」
「....？ええ」
「その時の報告書をまとめているうちに変な所がいくつかあったんだよね〜」
「えっ？」
まさか....
「街の人達の話しによれば、Aちゃん以外にも別の海賊達が先に助けに入っていたし、その日は後から白ひげ海賊団も来ていたらしいんだけど...俺が行った時にはAちゃん以外いなかった。これって、どういうことかなぁ？」
....バレてましたか。
「すみません。良い人達だったんで逃げてもらいました」
「まぁ〜だあるよ〜！この前、白ひげ海賊団と派手に船上で戦があったみたいなんだけどねぇ〜、どうやらAちゃんみたいな娘を見た！って情報が入っててねぇ〜」
ボルサリーノさんの笑顔が怖い....。
それにしても、海軍の情報網を侮ってたわ
これは変に誤魔化さないで、ちゃんと認めて謝った方が良さそうだ。
「すみません....。居心地が良くて、少しの間一緒に旅してました」
「お前は、何を考えてるんだぁー！！！！」
当然、センゴクさんとサカズキさんの雷が落とされた。
「おどれは反省しちょるんか！」
「サカズキさん、これでも反省はしてるんですよ。それに皆さんの信頼を裏切りたくなかったんで、どんなに声をかけられても仲間にはならなかったですから」
私は、皆んなの顔を順番に見てニコリと微笑む。
「「「「はぁ〜」」」」
「Aちゃん....その発言はズルいわ。そんな風に言われたら、俺らこれ以上なんにも言えねぇ〜わ」
クザンさんは私を見て、組んでいる足に膝を置き頬杖しながら気だるそうに....今回の場合は呆れたようにかな？話していた。
「それでは、この辺で失礼しますね」
これ以上なにか言われる前に、この部屋から出ようとしたのだが、
「まぁ〜だ、話は終わっちょらん！！！！」
呼び止められた。
ですよねぇ〜.....。
結局この後も、くどくどとお説教は続いていった。
※※
「ねぇ！女の子だって事はバレてないよね？」
「それもバレちゃいました....」
「Aちゃん....。もう、ここ出て行くの禁止！」
「えっ！？クザンさん、其処だけはなんとか....」
「ダメ！！」
※
久々に海軍小噺。夢主に対して1番過保護なのは、多分海軍の皆さん....
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奏(Kanade)(プロフ) - 天然水さん» ん？？ エースは白ひげですが、6章の時点ではエースはまだ、白ひげに入っていない時期設定にしてますよ^ ^8章くらいでようやくエースは、白ひげに加入してますので、そこら辺まで読み進めていただけると嬉しいです(*^^*) (2022年7月27日 20時) (
レス) id: 04bd4eadaf (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - エースは白ひげ海賊団ですよ (2022年7月27日 19時) (レス) @page15 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 本当にすいません、ありがとうございます！ (2019年1月4日 23時) (レス) id: 2200da3900 (このIDを非表示/違反報告)
Kanade(プロフ) - なこさん» いえいえ、こちらこそ配慮が足りずにすみません。7章フラグを外しまして、R話は引っ越ししましたので、見られるようになっていると思います。もし、見ていて何かありましたら、いつでもご指摘くださいね(^^) (2019年1月4日 3時) (レス) id: 30b1d9cda3 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - Kanadeさん» そんなご丁寧にすいません…その優しさが嬉しいです！本当にすいません (2019年1月3日 21時) (レス) id: 2200da3900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2018年4月21日 22時
