24.平静 ページ24
私がお風呂から上がって少しすると、カクさんもお風呂から上がってきた。
「そろそろ寝ようかのぅー。明日も早いし」とカクさんはベッドへ向かったので、私も「そうですね」とカクさんの意見に同意し、ソファーの方へと向かった。
「A、何処に行くんじゃ？」
「えっ？ 寝るんですよね？僭越ながらソファーをお借りしようと思ったのですが……」
「何を言っておる。Aが寝るのもこっちじゃ」
カクさんがニコニコしながら、自分の横側をポンポンと叩いている。
え〜と……今の行動の意味は
一緒に寝るってこと？
いやいや。
普通に無理でしょ〜！
「大丈夫です。ここの部屋のソファー、かなり大きいんで十分寝られますし」
何とか断ろうとすると、「ダメじゃ！」と言われたと思えばグイっと手を引かれ、ベッドへ連れていかれた。
そうして、今現在。
私はカクさんに抱き抱えられるようにして寝ている。
いや、正確には寝ていない。
こんな体勢、寝られるわけがない。
なんとか逃げ出そうと、ゆっくり気がつかれないように動くと、更に腕の拘束は強まる。
「お願いですから、離してください」
「ダメじゃ」
デジャヴだろうか？
最初、この部屋に入った時も同じようなやり取りをした気がする。
「Aは暖かいのぉー」
人を湯たんぽがわりにしないでください！そう思い、首だけ後ろに向け、カクさんを軽く睨んでおく。
「ヤバイ！
いまのAの顔。
ムラムラしてきた」
……ムラムラって何ですかぁ⁉
私が目を白黒させていると、いつの間にか体は反転していて両手は顔の横で抑えられ、カクさんの顔が目の前に。
「A、いいか？」
カクさんが甘い声を出して耳元で囁いた。
「……んっ……」
カクさんの低く甘い声と、耳に触れる僅かな感触に思わず反応してしまう
あ〜。
これは、結構ヤバいかも……。
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奏(Kanade)(プロフ) - 詩織さん» ディーオのことまでそんな風に言っていただけるなんて！！詩織さんが尊いww (2021年12月30日 23時) (
レス) id: 2a68d08880 (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - ディーオ尊いな…………. (2021年12月2日 14時) (レス) @page12 id: 2cd8c67a18 (このIDを非表示/違反報告)
奏(Kanade)(プロフ) - MAREさん» コメント、気がつかなくてすみません。ディーオは分かるのですが...吸血鬼ってなんでしょう？すみません、無知で。ちなみに前文にも書いてますが、12話まではキャラ誰も出てこないですwwすっとばして13話以降からお読みくださいねー(^^) (2021年7月20日 1時) (レス) id: 2a68d08880 (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - やばいディーオとか吸血鬼しか出てこないw (2021年5月25日 23時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
奏(Kanade)(プロフ) - jaさん» そうなんですよー。でも、きっと言い方やニュアンスによって言葉は変わりそうですが、単語のみの意味だとそうなります^ ^勉強になるだなんて、恐れ多い！！笑 (2020年3月22日 13時) (レス) id: 9dfcc2ee40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2017年12月10日 12時
