宮治からの、突然な告白。 (ページ2)

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告白＿１ページ2

ある日、先生に仕事を頼まれ、いつもより遅く帰っとると

ちょうど通っとった体育館から人がでてきた

喧嘩をしていてこっちに気づいてへん彼ら

私はその人たちに気づかれとぉなくて、

足早に通り過ぎようとしたんや

ﾄﾞﾝｯ

ｸﾗｯ

突然衝撃が来たかと思うたら、

次の瞬間には視界が歪んどった

痛っ

起き上がろうとしても起き上がれへん

それになんか重い気もする

視線を足元にゆ～くり向けると

そこには私よりもふた周りは大きな人が乗っとる

？「何すんねんツム！」

その人は喧嘩をしよった人に文句を言い出す

？「はぁ！？

お前こそなんやねん、サム！」

その人たちは私に気づきもせんで、

サムと呼ばれた人は動きもせん

？「侑、治、何してんの？」

するとまた体育館から人が出てきた

はよ帰らせてや！

？「ちょっ！？治、すぐに立って！！」

？「はぁ！？どうしたんや角名

そんなに慌てんでいいやろ」

？「いいから！？」

角名？くんは私がいることに気づいたらしい

まともな人がおって良かったわ

？「なんやねん」

角名？に急かされたサム？はゆっくり立ち上がった

？「女の子下敷きにして何言ってんの！？」

？「女？そんなん下敷きにしてへんわ」

？「じゃあその子はなんや、治」

？「北さん！？」

？「うちの部員が悪かったな

自分、大丈夫か？」

北さんと呼ばれた人は、私に手を差し出した

『大丈夫です』

ありがたいがうちのバレー部は人気で、

女子を敵に回したくないんよ

そんな想いで自分で立ち上がる

？「サム！女子の上乗っ取ったんか！」

？「うっさいねん。

俺も気づいてなかったんや．．．」

？「そないなことより、はよ謝り」

？「う"っ．．．

美夜さん、すまんかった」

『え！』

侑くんだっけ？

どうして彼、私の名前知っとるん？