135. あゝ、アラバスタ！ (砂漠の先に) ページ40
クロコダイルがいるのは、『レインベース』という町だという。
ビビが地図を開いて場所を説明してくれた。
今いるユバの地から北へ真っ直ぐ1日程度砂漠を歩いた所にあるらしい。
町は反乱とは無縁でギャンブルが盛んでかなり栄えてる町だ。と、ビビが話していた。
「チョッパー、もう少しで休めるから頑張ろう！」
「うん。A、おれ頑張るよ」
冬島でただでさえ暑さが苦手なチョッパーは、今かなり辛いだろうに、頑張る！ と笑顔を見せている。
きっとチョッパーは、ユバの町を見て自分なりに思う所があったのだろう。そのチョッパーの気持ちに微笑ましさが漏れる。
それに……頑張っているのはチョッパーだけじゃないみたい。
「ゴムゴムのだめだ〜〜‼」
そんな言葉と共に、少し離れた所からルフィの腕が伸びてくる。
先ほどからウソップとユバでもらった水の取り合いをしているのだ。
「一口くらい飲んだっていいじゃねェかよ〜‼……せっかくもらった水だろう……‼」
「これはあのカラカラのおっさんが一晩中かけて掘ってくれた水だぞ‼ そうやって簡単に飲んだらだめなんだ。バカ野郎っ‼」
ウソップとルフィの争いを見て、ナミは「時には我慢できるのね」と驚いていた。
ナミ……流石にそれは失礼じゃ。
なんて、思ったが確かによくよく思い返して見れば、ルフィは比較的自分の思った通りに動いていることが多いなぁー。
庇いきれない要素しかないのが真実なので、私は擁護する事はせず、そのままルフィたちの様子をクスクスと笑いながら見させてもらう事にした。
でも……
「あ〜〜！」と茹だり切ってるウソップは少し可哀想だ。
「ウソップ、私の水筒にまだ水が残ってるからそれ飲んで」
「いいのか〜？ A〜〜！」
「うん。一口くらいなら大丈夫」
微笑みながらウソップに水筒を差し出せば、物凄い涙の洪水で顔を濡らしながらお礼を言われた。
ーー大げさだなぁー。
ウソップは念願の水にありつけたようで良かったよかった。と、1人ニコニコと頷いていれば、水筒を口に含む寸前でゾロの刀の縁とサンジの脚がウソップへと向けられていく。
「おい、テメェ〜。その水筒に一口でも口つけてみろ！ 蹴り飛ばすぞ‼」
サンジの目が本気だ……。
ゾロに至っては口は開かないが睨みが凄い。
彼らは、そんなに水が飲みたかったのか？
ウソップが飲むのを待てないくらいーー。
ゾロとサンジの分くらい残ってると思うんだけどなぁ〜……
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奏(Kanade)(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！よろしくお願いします^ ^ (2021年5月2日 18時) (
レス) id: 9dfcc2ee40 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 返信ありがとうございます！また更新してくださって嬉しいです！これからも応援しております。 (2021年5月1日 18時) (レス) id: 7e246103d6 (このIDを非表示/違反報告)
奏(Kanade)(プロフ) - アリスさん» 初めまして！コメントの返信が遅くなってすみません。連載この連休で少し進める予定です。アリスさんにこの連載を好きと言っていただけて、すごく嬉しいです！頑張る気力が湧いてきました笑(^^) (2021年4月29日 14時) (レス) id: 9dfcc2ee40 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 奏さん初めまして！いつもこの作品を楽しく拝見させていただいております。この作品はもう更新しないのでしょうか？私はこの作品が凄い好きなので、良ければまた更新再開して欲しいです！ご検討よろしくお願い致します。 (2021年4月6日 18時) (レス) id: d582cbc40a (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑炭酸(プロフ) - 夢主愛され最高ですよね！！ お悩み中なのですね！救済していただけると私はすごく嬉しいですが死んだとしても奏様のこの作品大好きです！これからも応援してます！ (2021年1月16日 18時) (レス) id: 72cb3f7599 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2019年9月25日 19時
