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「前の会社の人？」
憎い部長が帰ってからも私は平常心が取り戻せなかった。
「ごめん、思い出したくないよね」
「…っ、あっ、すいません、えっと…」
「帰る？？」
「すいません、ちがう、えっと、大丈夫です」
私は苦笑いを見せて仕事に戻った。
あれから時は大分過ぎていて、思い出すこともなければ、たとえ会ってしまっても平気だと思っていた。
私に植え付けられた恐怖はそんな軽いものじゃなかったのだ。
「A…」
仕事が上手くいくはずもなかった。帰った方が店の為だと分かっているのに、そうする勇気もなかった。
この時の私は、いつかの私に戻っていて、どんなに失敗しても私がやらなきゃという脳が働いていたのだ。
失敗は成功のもとだとかなんだか言うが、私にとっては失敗は責任のもとだ。
「いらっしゃいませ…」
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キララ - いつも楽しみにしてます！頑張って下さい！！ (2018年4月2日 21時) (
レス) id: ca16dc7601 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 面白いので続きをお願いします (2018年3月29日 16時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢愛 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yua-rashi/
作成日時：2018年3月28日 18時
