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ーAsideー
日が地平線に吸い込まれかける夕方。
午前中に沖縄を満喫したタコ先生は真っ黒に焦げていた。じゃない、焼けていた。
「「黒過ぎだろ！！」」
とE組渾身のツッコミが入れられる。
「歯まで真っ黒に焼けやがって」
「もはや表情が読み取れないよ」
驚く者と呆れる者。はたまた感心する者まで反応は様々だった。
「じゃ、夕食の後暗殺なんで」
磯貝が流れをパッと説明すると、タコ先生が「は〜い」とさっさと船上レストランへ向かって行ってしまった。どこまでもマイペースなタコさん。
ていうか、「これから暗殺なんで」って直接ターゲットに宣言している時点でもはや暗殺ではない気もするが…まあいいんだ。これが私たちE組の暗殺スタイルなのだから。
私たちもタコ先生の後を追い、船上レストランへと足を運んだ。
人食を食べることができない私はなぜかタコ先生専属ウェイトレス役に任命されてしまった。ウェイトレス役といえばまだ聞こえはいいが、実際のところ雑用だ。
『今夜は貸切船上レストランで夜の海を眺めながらゆっくり夕食を楽しんでください』
「なるほど。東雲さんがウェイトレスさん役ですか。ふむ、メイド服でも着用すればもっといいんですけどねぇ」
流石に鳥肌が立ち手に持っていたお盆を思いっきり投げつける。
『おっと！手が滑っちゃったなぁーーーーー』
「にゅや！？っと。危ない危ない」
躱された上にキャッチされてしまったがもはや悔しくもない。
「物は大切に扱いましょう」
触手を一本立てられる。バッキバキに折ってやりたかったがそもそも骨がないので無理だ。
『申し訳ございませんでした。何故海上ですので湿気が高くて手が滑ってしまったもようです』
あれ、湿気高かったら逆に滑らない説浮上する？
「お気になさらず。それにしても君たち、詰めが甘いですねぇ。暗殺を前に木の乗った先生に船酔いなど恐れる「「だから黒いよ！！」」…そんなに黒いですか？」
「表情どころか前も後ろもわかんないわ」
「ややこしいから何とかしてよ」
メグの呆れ声を聞いてタコ先生はほくそ笑んだ。
「みなさんお忘れですか！？先生に脱皮があることを！！」
タコ先生は川に亀裂を走らせ、つるりと皮を脱いでしまった。
「ほら元通り！」
「あ、月一度の脱皮だ」
「こんな使い方もあるんですよ。本来はやばい時の奥の手ですが。………ぁ」
あーあ。自分で首しめてるし。
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eye(プロフ) - 名倉さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの複雑な感情が伝わってよかったです。更新頑張ります！ (2019年5月25日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
名倉 - part7おめでたうです！ 真相が明らかになっていく...！ 夢主ちゃんの感情がひしひしと...こう、ひしひしと伝わってきて、すごいなぁと思います。eyeさんのペースで更新頑張ってください！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: c1e6d1df23 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！なかなか物語が進まず申し訳ないです…！完結目指して頑張ります！！ (2019年5月20日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - いつも、楽しみに読ませてもらってます！Part7でも、更新頑張って下さい！応援しています！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年5月19日 22時
