＊ ページ4
『……あの、ご遺体を解剖する？』
「そう。そのホームページは、確か江戸川さん担当だっけ？」
「はいっ！」
まさかのＵＤＩ。
私は悪寒がした。
「そこでさあ、ちょっと荒らしが起きてて。いや、もう通報したよ？で、そのあとのホームページはどうしようかって…」
『…それを、何故私に？』
「うん、担当の江戸川さんに言おうかと迷ったけど、キャリアある方が良いかなーって」
『晴子が可哀想では』
「そんな！Aさん優しい！」
『晴子うるさい』
きゃーん、と喜ぶ晴子に、私は釘を刺す。
…まあそこで喜ぶのを止めない晴子も凄いと思うよ。
『ふう。で、どうしたら良いですか？』
「それがさぁ。ＵＤＩの人たちに言ったら、《なるべく穏便に、何事もなかったかのように》って。それだったら、また同じことあるかもしれないでしょ？」
『「「《穏便》」」』
まさかの返答に、私と晴子と直人の声がまたも揃った。
何とホワホワした人なんだろう。
本当に、まさかだ。
「それでさあ、話してきてくれない？」
『辞退したいのですが』
「お願いだよぉ、ボーナス出すからぁ」
『ボーナスに釣られるほど私は弱くありません』
社長は、可愛い。
おじいさんだけど、可愛い。
キラキラした目でねだられては、こっちも危うい。
目線をそらして言うも。
「結城さぁぁぁぁん」
悲鳴のような声に。
私は。
『…分かりました』
としか、言えないのだ。
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桜絵笑美(プロフ) - らりさん» ありがとうございます！最初はこんな設定で良いのか、見てくださる皆さんは久部くんのこと好きなのに良いのか不安でしたが、そんなの吹っ飛びました！２０日が試験日ですので、終わったら大量更新しますね！ (2018年11月18日 17時) (
レス) id: 087612a236 (このIDを非表示/違反報告)
らり - 主人公の方が好き感低いタイプの小説初めてで、とっても面白いです。更新再開してもらってよかったです！忙しいとは思いますが、今後とも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます。 (2018年11月18日 8時) (レス) id: 5a234b7cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜絵笑美 | 作成日時：2018年5月21日 1時
