＊ ページ27
「A〜♪」
『七海』
部屋の奥の方から戻ってきたら、七海に声をかけられる。
やってきた三人を『どうぞお上がりください』と社長に言わずに独断で上がらせた。
そして笑顔の七海ちゃん。
これ持ってきたよ〜、と紙袋を渡された。
開けて見てみると私の望んでたTHE軽食。
『あんた最高…』
「なぁに、今気づいたの？」
勝ち誇ったように笑う彼女を見て、何かムカムカした。
そこで思い出す、LINEのあの背筋が凍る(色んな意味で)怖いあれ。
…そうだった。
(はぁと♪)のことをすっかり忘れていた。
一言やらなきゃな。
『…七海ちゃん』
「？はい」
『…うちらの歳はまだ若い方ですね』
「？はい」
『ですけど』
「？はい」
『…《(はぁと♪)》はいたいよ…』
「しっ、失礼ね！！」
きゃんきゃん喚く七海。
その声に反応したやつがいた。
「お姉ちゃん…の声！？」
「晴子どうした」
…ここで三人では初対面。
何故だか隠し続けていた共通点。
『…晴子、そうよあんたの姉よ。』
「えっ、ええ！？」
「ちょっ、俺も行く俺も行く」
騒がしい二人組だ。
バタバタとこちらへ来た。
そして晴子の機嫌はとても上昇。
「お姉ちゃん…！」
「うふふ、はるはる、最近時間合わなくて会えてなかったよね？や〜ん、痩せた？」
「お姉ちゃぁぁぁん」
姉妹の絆のハグ。
隣にいる直人はそれを羨ましそうに見ていた。
その顔を見て、私が吹き出す。
「な、何ですか！」
『いいや別に？…ぷぷ』
「ちょっとー！」
そんな馬鹿馬鹿しい話を繰り広げていると。
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桜絵笑美(プロフ) - らりさん» ありがとうございます！最初はこんな設定で良いのか、見てくださる皆さんは久部くんのこと好きなのに良いのか不安でしたが、そんなの吹っ飛びました！２０日が試験日ですので、終わったら大量更新しますね！ (2018年11月18日 17時) (
レス) id: 087612a236 (このIDを非表示/違反報告)
らり - 主人公の方が好き感低いタイプの小説初めてで、とっても面白いです。更新再開してもらってよかったです！忙しいとは思いますが、今後とも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます。 (2018年11月18日 8時) (レス) id: 5a234b7cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜絵笑美 | 作成日時：2018年5月21日 1時
