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久部side
Aが今日泊まりになるっていうから、俺は家に一人。
一人でテレビを見るのも何だか悲しくて見てない。
ただただソファに寝転んでスマホをいじる。
と、そのとき。
ピンポーン！ピンポーン！ピンポーン！ピンポーン！ピン…
「あﾞーっうるさい！」
ソファから飛び起き、怒りを抑えながらインターホンの画面を見る。
「…えﾞ」
そこに映ったのは、残念ながら、もっと怒りをあげる奴で。
怒りを更に更に抑えながらドアを開けた。
本当に怒りを抑えながら。
ガチャ…
「あっ！久部ちゃあん！」
「陣内先輩、何ですか」
「冷たいねえ、ほら行くよ！」
「何処に！」
グイグイ腕を引っ張られ、こっちも必死になる。
結婚したんでしょ、奥さんは！？
と言いたい所だが、俺は怒りを抑えてる、いらないことを言ったらもう…！
「比山ホームページ制作社☆」
「…はぁ！？」
そこはAの会社だ。
てか何故陣内先輩が知ってる！
「委員会の友達の子がAちゃんの親友のラインのアカウント知っててさ〜、連絡したら流れで聞いちゃったエヘ☆」
「声に出てました？」
「顔がそう言ってた☆」
この人やばい。
無言で気持ち悪がっていると、陣内先輩が笑って、
「ストーカーとかじゃないか心配なのか…重症だね〜☆」
と言ったもんだから、陣内先輩の頬をつねった。
それは俺が一番知ってる、重症なんだよ。
「親友ちゃんが差し入れに行くんだって☆俺らも行こ☆」
「えぇ…」
「あっ嘘強制で☆」
「えっ！」
油断した隙に外に連れ出された。
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桜絵笑美(プロフ) - らりさん» ありがとうございます！最初はこんな設定で良いのか、見てくださる皆さんは久部くんのこと好きなのに良いのか不安でしたが、そんなの吹っ飛びました！２０日が試験日ですので、終わったら大量更新しますね！ (2018年11月18日 17時) (
レス) id: 087612a236 (このIDを非表示/違反報告)
らり - 主人公の方が好き感低いタイプの小説初めてで、とっても面白いです。更新再開してもらってよかったです！忙しいとは思いますが、今後とも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます。 (2018年11月18日 8時) (レス) id: 5a234b7cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜絵笑美 | 作成日時：2018年5月21日 1時
