＊ ページ22
それから二時間後。
「なーおーとー！起きてーっ！」
「味噌らぁめん大盛りぃ…」
直人が夢の中へ行ってしまいました。
デスクが隣の晴子が揺すっても揺すっても起きない。
ラーメンて、ラーメンて。
確かに一時間前、二十四時間営業のラーメン屋から出前とったけど、直人味噌ラーメン大盛りだったけど。
何また食べたいの。
「もう、直人ったら！」
『どこの母親よ』
「はっ、母親！？私、Aさんより年下ですよ！」
『あー私はおばあちゃんか』
「えええええ！」
なんてバカらしいことをやりながらパソコンを打つ。
打つ。
打つ。
──ブーブブッ
「「『ん？』」」
えっ直人が起きた！
というのはさておき、マナーモードだから、…それは。
「Aさんのスマホですね」
「えっ、えー！もしや？カーレー…」
『あーうるさいうるさい』
きゃあきゃあ騒ぐ直人と晴子をなだめ、私はスマホを手に取った。
ラインを送ってきた相手は、…。
直人よ晴子よ残念だな、七海です。
〔Aーっ！晴子から聞いた〜、泊まりだってね？差し入れ持ってこうか？〕
『テンション高いな』
「誰ですかぁっ？」
疲れきった、眠そうな晴子の声。
『親友ぅ〜』
多分寝不足で私もテンションがおかしい。
まあ差し入れなら…と、また視線をスマホに戻した。
〔軽い軽食と飲み物を頼む〕
〔良いよ(はーと♪)〕
『こんのやろ、ハートは絵文字にしとけ…！』
寝不足でこのテンションを見るのはきつい。
来たら一発何か言ってやろうと私は心に決めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜絵笑美(プロフ) - らりさん» ありがとうございます！最初はこんな設定で良いのか、見てくださる皆さんは久部くんのこと好きなのに良いのか不安でしたが、そんなの吹っ飛びました！２０日が試験日ですので、終わったら大量更新しますね！ (2018年11月18日 17時) (
レス) id: 087612a236 (このIDを非表示/違反報告)
らり - 主人公の方が好き感低いタイプの小説初めてで、とっても面白いです。更新再開してもらってよかったです！忙しいとは思いますが、今後とも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます。 (2018年11月18日 8時) (レス) id: 5a234b7cd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜絵笑美 | 作成日時：2018年5月21日 1時
