＊ ページ12
ミコトside
「ちょっAっ！」
『ん〜…？あはは〜、まだ正気だよぉ…』
「正気かもしれない。でも。これ以上飲んだら真面目にヤバイ！」
『どして…？』
「それはAが一番分かってるでしょ！」
…何なんだこの会話は。
「うっふっふ、ミコトさんよぉ飲んでるかあ？」
何なんだこの酔っぱらいは。
「…このクソらが」
何なんだこの《クソ》男は。
…まともなのは…。
「私だけ？」
「えっ三澄さんどうかしました？」
「ごめん久部くんのことめっちゃ忘れてた」
「え？え？」
一応久部くんもまともだったと気がついたのはさっき。
謝ろう、ごめん。
よし、今の現状を説明すると。
部屋の隅に戻った中堂さんがぶつぶつ言っていて、東海林は私の隣でキャンキャンやっていて。
酔ってるAちゃんの隣で久部くんが慌ててる、そういった感じ。
今日は久部くんどうなるんだろうなあ、なんて考えながらお酒をちびちび。
まあ狼になっても良いけどちゃんと明日来てよ、ってくらいかな。
「三澄さんどうしましょう…」
「え、水飲ませれば？もう遅いかもだけど」
「わっ、分かりました」
そう言うと久部くんはすぐに水を頼んだ。
…単純だな、って思ったのは秘密っと。
それより、Aちゃんが私をじっと見てるのが気になるな。
「どうか、した？」
『みしゅみしゃん』
呂律が回ってない、さっきまで回ってたけど。
はやく水来ないかなとこっちまで心配になる。
『おきれいでしゅね』
「ブフッ」
飲んでいたお酒を吹き出した。
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桜絵笑美(プロフ) - らりさん» ありがとうございます！最初はこんな設定で良いのか、見てくださる皆さんは久部くんのこと好きなのに良いのか不安でしたが、そんなの吹っ飛びました！２０日が試験日ですので、終わったら大量更新しますね！ (2018年11月18日 17時) (
レス) id: 087612a236 (このIDを非表示/違反報告)
らり - 主人公の方が好き感低いタイプの小説初めてで、とっても面白いです。更新再開してもらってよかったです！忙しいとは思いますが、今後とも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます。 (2018年11月18日 8時) (レス) id: 5a234b7cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜絵笑美 | 作成日時：2018年5月21日 1時
