__Another Story ページ22
《卒業証書授与》
静まり返っている体育館
この日だけは、どの生徒もどの教師もどの保護者も背筋を伸ばし、どこか神妙な面持ちで“それ ”に臨んでいる
《ヒーロー科3年A組 青山優雅》
出席番号で呼ばれていく3年生
その様子を教師と、後輩と、保護者と、そして同級生はそれぞれ何かを噛み締めるような気持ちで見つめていた
もちろん、皆、悲しい、とか、寂しい、とかそんな感情は少しは抱いていたんだろう。
しかし、抱いていてもいなくても、誰もが涙を零しそうになった瞬間がある。
・
・
《__桜坂A》
彼女が、見事病を治して、皆と、
卒業式
に、出ているのだから。
__
ああ、どんなにこの日を待ちわびたことか。
それもこれも全て、
A組のみんなと、卒業式に出るため。
芦｢桜坂！！写真撮ろ写真！！｣
『うん、撮ろ！』
麗｢Aちゃんこっちこっち！！｣
こうやって、みんなと写真を撮ることも私の小さな夢だったりした。
今、少しずつ、1歩ずつ、叶えていっている。
進んでいっている。
上｢みんなで写真撮ろーぜ！！｣
葉｢それ賛成ー！｣
あ、なんかこの雰囲気、凄い久しぶりのはずなのに、凄い居心地良くて、懐かしい。
それって…私がみんなのこと、好きってことなんだよね。
……好きでいてもいいよね？
轟｢…卒業、したな｣
『…うん。』
いつから居たの、とつい聞きそうになってしまった。
頑張って相澤先生と爆豪と一緒に写真を撮ろうと奮闘しているみんなを眺めているしょーと。
その横顔が、優しくて、柔らかくて、でも、やっぱ寂しいのかな。なんて思っちゃったりして。
私にとってはどの表情でも、
かっこいい、と思ってしまうわけで。
大好きなんだなぁ、と思い直してしまうわけで。
不覚にも、惚れ直してしまった。
轟｢ヒーロー、やるだろ？｣
『当たり前だよ。やるに決まってる』
きっと、死ぬまでしょーとしか愛せないんだろうな。
だから、好きでいさせてね。
切｢轟！！桜坂も！！写真撮るぞー！！｣
耳｢A、早く｣
あ、2人のこと説得できたんだ。と思いながらもしょーとと一緒にみんなの所へ走る。
相｢まぁ……最後だからな、｣
『違うよ、先生』
最後なんかじゃないよ。会えないわけじゃない。
『プロになって、また会うんだよ、みんなで！』
桜咲き誇る春
私は国立雄英高校ヒーロー科を卒業しました。
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あんみつ。(プロフ) - 麗華さん» うわああああ！！！そんな風に言ってくれるなんて…！！ありがとうございます！！！！作品まだまだ書いてますのでどうぞ暇な時にでも見に来てください！！！ (2018年9月2日 14時) (
レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - やばいやばい。ほんとにごめんなさい(焦 (2018年9月2日 11時) (レス) id: 62c031fca8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - ごなをんさい｡誤字ってますね笑 思いました｡です｡ (2018年9月2日 11時) (レス) id: 62c031fca8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 夢主ちゃぁぁん(泣 見終わってからも涙が止まりません…切ない物語ではありますけど､その中でも轟君と夢主ちゃんは恋人(好きあっていた)だったなって思いまし｡初作品でこんなに素敵な小説かけるのは才能ですよ!次の作品も楽しみにしてます｡ありがとうございました｡ (2018年9月2日 11時) (レス) id: 62c031fca8 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ。(プロフ) - けいさん» いい作品と言って頂けて嬉しいです！この作品がヒロアカ初作品でしたので不安しかありませんでしたがそう言って頂ける作品になって良かったです！こちらこそありがとうございます！はい、これからも頑張らせて頂きます！ (2018年8月22日 12時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
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