__Another Story ページ21
『………ん』
轟｢A！？A！！｣
『しょー、と…？』
深い暗闇から抜け、目を開ければそこは、眩しいくらいに光る蛍光灯と、涙を流しながら私の名前を呼び続ける彼氏の姿だった。
｢Aちゃん！？分かる！？意識ある！？｣
必死に私のオペ資料を見ながら確認をとるお医者さんに『は、い…大丈夫です』と返事をすると、周りの看護師さんやお医者さん達が一気に険しい顔を緩め、ほっと安堵した表情になった。
それからは、精密検査をして、明日出る結果次第ですぐ戻れるかどうかが決まるらしい。
もし明日の結果が、正常値に戻っていたら、次の日から学校に戻れるということになる。
__もちろん卒業式にも
そして、私はまたヒーローへの道を真っ直ぐ、ただ真っ直ぐ突き進んでいくことになるだろう。
暴走の個性も何故か溶けていて、私の個性《桜》の寿命もなかったことになっている。
お医者さん達は口々に｢奇跡だ｣って涙を拭いながら喜んでくれた。
｢奇跡｣、そんな大層なことじゃないよって彼女は言うだろう。
けど私にとっては、君に会えたことが｢奇跡｣で、君の願いを聞けたことも｢奇跡｣なんだよ。
私を救けてくれてありがとう、別の私。
この恩は、
私がヒーローになって返すね。
轟｢A、ヒーロー、なるんだろ？｣
ベッドの脇にちょこんと座りながらそう聞いてきたしょーと。
心配なんて私の柄じゃない、心配させるのも私の柄じゃない。
だからこそ、
『もちろん。』
今できる精一杯の笑顔で笑いかけるんだ。
轟｢……おかえり｣
『ただいま』
愛する君と、奇跡をくれた彼女に対して。
外の桜も、元気に、風に揺すられ、微笑んでいる気がした。
窓に映った自分の顔
そこには、愛する君と、奇跡をくれた彼女へ向けて笑っている私がいた。
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あんみつ。(プロフ) - 麗華さん» うわああああ！！！そんな風に言ってくれるなんて…！！ありがとうございます！！！！作品まだまだ書いてますのでどうぞ暇な時にでも見に来てください！！！ (2018年9月2日 14時) (
レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - やばいやばい。ほんとにごめんなさい(焦 (2018年9月2日 11時) (レス) id: 62c031fca8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - ごなをんさい｡誤字ってますね笑 思いました｡です｡ (2018年9月2日 11時) (レス) id: 62c031fca8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 夢主ちゃぁぁん(泣 見終わってからも涙が止まりません…切ない物語ではありますけど､その中でも轟君と夢主ちゃんは恋人(好きあっていた)だったなって思いまし｡初作品でこんなに素敵な小説かけるのは才能ですよ!次の作品も楽しみにしてます｡ありがとうございました｡ (2018年9月2日 11時) (レス) id: 62c031fca8 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ。(プロフ) - けいさん» いい作品と言って頂けて嬉しいです！この作品がヒロアカ初作品でしたので不安しかありませんでしたがそう言って頂ける作品になって良かったです！こちらこそありがとうございます！はい、これからも頑張らせて頂きます！ (2018年8月22日 12時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
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