可愛いすぎませんか。 (ページ13)

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13.アクロバット2　安嶋side ページ13

水『みんながいるから
　集中出来ないよ』
海「僕もちょっと...。」

そうぶつぶつ言いながら練習する二人。

練習を初めてから少し気になることが...

さっきからアクロバットをする度にAの
肌がちらちらと見えている。みんなはあまり
気にしてないようだが一度気になるとそれしか
見えなくて......お、おれも一応？男だし？

みんなが気づいて意識する前にAに言おう。

安「Aちょっと...」
水『ん？あじくんどうしたの？』

暑いのか洋服をパタパタと扇ぎながら能天気に
言うA。

安「いやー、あのー、そのーさっきからちらちら
　見えてる...お腹」
水『....../// っごめん！気を付ける！』
安「お、おう！」

そう言って恥ずかしそうに謝るA。
こういう一面を見るとやっぱり女の子なんだなー
と改めて思った。

しばらくして、二人とも少しずつアクロバットが
出来るようになってきた。...見た目はまだまだ
きれいとは言えないけど大きな成長だと思う。

水『海琉、あとちょっとで出来そうだね！
　一緒に頑張ろ！』

そう言って海琉の頭をポンポンするA。

海琉は少し、いや、かなり照れている。

え、その笑顔反則では？

自分がされた訳でもないが今のはずるい！

そう思ったのは俺だけじゃないみたい。

内「海琉、いいな～」
織「え、今の何？」
黒「俺もしてほしい！頭ポンポン！」
悠「僕はあの笑顔を間近で見たいです！」
竜「え、俺もアクロバット練習したらAちゃん
　にあれしてもらえます？」
湧「あれは罪だわ～」

みんながぶつぶつ話している。

そのあと30分ぐらいしてアクロバットの練習は
終わることにした。

水『あじくん、今日はアクロバット教えてくれて
　ありがと！やっぱり今日１日だけじゃ足りな
　かったから、また教えてほしいです！』
安「Aも海琉もよく頑張ったよ！」
水『あじくんのお陰です！ほんとにありがとう！』

そう笑顔でお礼を言ってくれた。

俺だけに向けられたその笑顔はさっきよりも何倍、
何十倍、何百倍もかわいい笑顔で

あ～、アクロバットが上手くてよかったと思った。

安「また教えてあげるから一緒に頑張ろうな」

そう言ってAの頭をポンポンすると

水『えへへっ...///こちらこそ宜しくお願いします』

少し照れている姿もかわいくて仕方ない。

渉「あー、あじが抜け駆けしてる」

そんな言葉が聞こえたが気にしない。

これからも俺がアクロバットを教えよう。

そう誓った。